演劇集団ポロロッカ第二回公演 「残像」

辺境の地、
ヒトの意思だけが存在する世界は、もはや生身の人間の世界を飲み込もうとしていた。
電力およびネット環境さえ担保されていれば、人間の意思をネットの中で再現するのは容易な事だった。それほど人工知能システムは飛躍しており、むしろ「死」という概念が忘れられようとしていた。
友との約束を果たすため、黙々と電線の保守を行うフミオ。取りまく人間たちの思いが交錯し、それぞれの希望は欲望へ、変わっていく。

演劇集団ポロロッカが送る、年に一度の本公演。今回は空想科学的親子人情芝居。相も変わらず男は老いと、女は無知と、闘いながらの稽古漬け。シンプルにやりますので、皆さんお誘い合わせの上、どうか劇場へ。