サンピアザ劇場の演劇賞「第5回 神谷演劇賞」受賞者の声

先日、札幌市厚別区にあるサンピアザ劇場で上演された秀逸な演劇作品に表彰される演劇賞、神谷演劇賞の昨年度の受賞作品が発表になりました。

d-SAPは、今回受賞された2作品で演出・出演された方々にそれぞれコメントをいただきました。

そもそも、神谷演劇賞って?

札幌市厚別区にある劇場、サンピアザ劇場で上演された作品のうち、最も優秀な2作品に受賞される演劇賞です。

同区に住む北海道大学名誉教授の神谷忠孝氏により、厚別地区からの演劇文化の発信の活性化を目的に、2011年に設立されました。

第1回の大賞受賞作品は、前回の札幌演劇シーズン2017-冬でも大好評を得た劇団千年王國『狼王ロボ』。2012年には座・れら『不知火の燃ゆ』、2013年劇団千年王國『ローザ・ルクセンブルク』と札幌演劇シーズンで再演した作品も多数受賞されています。

審査は神谷氏とはじめとした、サンピアザ劇場でよく演劇を観る方々が行い、受賞作品を決める際に集まって話し合うんだそう。大賞を受賞した作品には副賞として、同氏より10万円が贈呈されます。

第5回 神谷演劇賞 受賞作品

大賞:札幌座『肝っ玉おっ母とその子どもたち』(2016年9月)

奨励賞:ELEVEN NINES presentsギャルソンモンケ 『乙女の祈り』(2016年11月上演)

第5回となる今回は、2016年度にサンピアザ劇場で上演された演劇作品のうち、審査員の方々が神谷演劇賞を贈るに値すると判断した以上の2作品が受賞となりました。

受賞された2団体の方々、誠におめでとうございます!

 

受賞されての率直な感想をいただきました。

札幌座『肝っ玉おっ母とその子どもたち』演出 斎藤歩(札幌座)さん

「肝っ玉」は長年札幌でやりたかった作品で、東京から参加した俳優たちからも喜びの声が届いています。神谷演劇賞を選ぶ厳しい目にも耐えられたことが嬉しく思います。ありがとうございました。

 

札幌座『肝っ玉おっ母とその子どもたち』主演 櫻井幸絵(劇団千年王國)さん

このような歴史的名作に参加し、受賞という形で評価いただけた事をメンバー一同、大変嬉しく思っております。

 

ギャルソンモンケ 『乙女の祈り』演出 江田由紀浩(ELEVEN NINES)さん

まず、奨励賞をいただいた率直な感想としては「大賞だったら良かったのに」です。笑

というのは、本音も含めた冗談ではありますが、まあなんにせよ、賞を授けてもらえるだなんて、誰かが自分が作ったモノを推してくれたのでしょうから、ホントありがたいです。

もちろん自分としても嬉しいですが、ツイッターやfacebookなどで賞を貰ったことを公表した際、応援してくれてる皆さんが喜んでくれたことが一番嬉しい。

ありがとうございました。

 

ギャルソンモンケ 『乙女の祈り』出演 廣瀬詩映莉(ELEVEN NINES)さん

私の大好きな出演作品が神谷演劇賞の奨励賞を受賞したことは、これから札幌で芝居を続けていく上でこの上ない誇りになると思います。

ギャルソンモンケ「乙女の祈り」に関わってくださった皆様、奨励賞を授与してくださったお偉い様!本当にありがとうございます!

 

表彰式は、7月12日(水)18:00より、アークシティホテル(札幌市厚別区厚別中央2条5丁目6−2)のレストラン「アバンティ」3階サロンエルムで行われます。

式後には懇親会もありますので、興味のある方はぜひ(参加費3000円)。