INDEPENDENT:SPR17とは

最強の一人芝居フェスINDEPENDENTの札幌版、『INDEPENDENT:SPR17』(6月17日〜18日 @コンカリーニョ)の出場者が発表となりました。想像もしなかったタッグや御馴染みかつ確かな人気を誇るタッグなど、今回の一人芝居フェスも大盛り上がりな予感…!

INDEPENDENTの概要と、札幌版「:SPR」の出場者を紹介させていただきます。

INDEPENDENT:SPR17とは

一人芝居フェスティバル「INDEPENDENT」は、2001年に大阪インディペンデントシアターという劇場を拠点として始まりました。出演者と脚本家・演出家がユニットを組み、一人芝居を披露します。 その名の通り、始まりから終わりまで舞台に立つのは一人だけ。役者の実力・魅力を最大限に味わえる一人芝居は、ミュージカルやオペラのような一つのジャンルと言っても過言ではありません。

「INDEPENDENT:SPR」はその札幌版で、札幌の役者・演出家がタッグを組んで一人芝居で戦います。「:SPR」で良い成績をおさめた作品は大阪で行われる本戦への出場権を獲得できます。

INDEPENDENT:SPR17 札幌予選募集開始!

INDEPENDENT:SPR17に出場するのは、招聘2作品、コンカリーニョによる推薦2作品、予選勝抜2作品の全部で6作品です。 3作品ずつ、Aブロック・Bブロックに分かれてたたかいます。

会 場生活支援型文化施設コンカリーニョ
日 時6月17日(土)17:00 A/20:00 B 6月18日(日)14:00 B/17:00 A (開場は開演の30分前)
概 要大阪インディペンデントシアターを拠点に、2001年から毎年11月に開催している「最強の一人芝居フェス=INDEPENDENT」。2012年からは地域の俳優や創り手を中心としたプロジェクトを開始。現在では、北海道札幌、東北仙台、東海 津&名古屋、九州福岡、 沖縄那覇&沖縄で地域版を継続開催。地域版出場作品は本家大阪INDEPENDENTに招聘される可能性もある。あらゆるジャンル・表現手法のソロアクト作品が連続上演される一人舞台の競演、それが「INDEPENDENT」である。
Web劇場ホームページ
チケット【1日通し券(1ドリンク付き/全作品観劇可)】 一般:前売2500円、当日2800円 学生:前売1800円、当日2000円 コンカリーニョメルマガ会員:2,200円【ブロック券(3作品観劇可/要ブロック指定)】 一般:前売1800円、当日2000円 学生:前売1500円、当日1800円

Aブロック

「一人舞台」

札幌を誇る演技派俳優 深浦佑太さんが、先日の演劇シーズンで大成功をおさめた弦巻啓太さんの演出で一人芝居に挑戦します。 深浦さんは2011年「ラブレス」(弦巻楽団#15)に客演して以来、まるで劇団員のように数多くの弦巻作品に出演されていますが、一人芝居は初めての挑戦となります。熱く繊細な30分の超絶演技に見惚れろ!

あらすじ
カフェでひとり佇む女性。そこにやって来るもうひとりの女性。二人は顔見知りである。友人かもしれない。もしかすると、親友かもしれない。やって来た女性は一方的に喋り続ける。自分のこと、夫のこと、家族のこと。二人は顔見知りである。友人かもしれない。もしかすると、もっと深い仲なのかもしれない。

【インタビュー】深浦佑太さん

「真・ゲンコツ人間」

4月に行われた予選を見事勝ち抜いた「ゲンコツ人間」が本戦に参加します。 演出は集団「歯ぎしり」の斉藤秀規さん。脚本・出演はダンサーでありながら役者としても舞台に立つ梅村和史さん。その類稀なる身体能力をご覧あれ…!

あらすじ
神は、天と地にゲンコツした。神が「ゲンコツあれ」と唱えると、そこにはナンコツがあった。神はそれを食し「イエス!」と言われた。のちに、光とやみを生んだ。神は光をゲンコツと名づけ、やみを人間と名づけた。夕にはゲンコツを打ち、また朝にはゲンコツを放った。そう、第一日である。

「もしもし」from 大阪

大阪の劇団レトルト内閣から福田恵さんが出演、脚本・演出を京都の中野劇団から中野守さんがつとめます。 「もしもし」は昨年の本家INDEPENDENT:16に出場した作品でもあり、そのクオリティは保証つき。関西らしい笑いを武器にしたコメディ作品となっています。過去の上演の際の感想も高い評価を得ています。

あらすじ
浅羽加奈子と申すものです。突然ですが、困っています。どうやらもてあそばれている気がしてなりません。運命にです。不運とはこんなにも連続して押し寄せるものなのでしょうか。大阪で好評を博した密室コメディ、札幌初上陸!

Bブロック

「頬に雨がおちたから」

身体的・音楽的表現を得意とするintroのイトウワカナさんと売れっ子若手女優 廣瀬詩映莉さんのタッグです。 舞台をはじめバラエティ番組やテレビドラマでもひっぱりだこの廣瀬さんですが、一人芝居は初めてなんだそう。一体どのような作品に仕上がるのか。予想外のタッグに多くの札幌演劇ファンが期待を寄せています。 素敵なタイトルの脚本に、胸が躍ります。

あらすじ
前髪が目に入るのも、伸ばした爪が割れるのも、靴に小石が入るのも、意地悪を言ってしまうのも。夜中の地下鉄の匂いも、街頭ビジョンに流れる恋の歌も、部屋のカーテンが青いのも、アレの話も、若いってことも、21世紀だってことも!気に入らないし怖い!ので、必死で身を守る!がしかし、俗世の波はぐわんぐわん打ち寄せるのですぐやられる。では、逃亡だ。完全なる安心を求めてさ。

【インタビュー】廣瀬詩映莉さん

「このこのへ」

こちらも予選を勝ち抜いた作品。クラアク芸術堂に所属する役者、有田哲さんによるアツイ一人芝居です。 脚本演出はカンガルーパンチの望月りんたろうさん。最近よく見るこのタッグ。INDEPENDENTではどのような作品を上演されるのでしょうか、必見です。

あらすじ
「景色が歪む、この汽車は、見覚えがある。この鉄道の行き先は…」男は鉄道に乗っていた、行き先もわからない。流れる景色に心を奪われる。春の海。この美しい自然の一部になりたい。男は再会したのだ、幼馴染に。この表情、この仕草、この声。変わらない、変わってしまった幼なじみを男は直視できずにいた。これは世代を越えて振り回される男の物語。

「突貫!拙者の一夜城」from 大阪

こちらもINDEPENDENT:16に出場した作品。2016年に脚本・演出の片岡百萬両さんが一人演劇ユニットとして立ち上げました。出演するのは京都でフリーで活動されている吉田青弘さんです。

あらすじ
今日も約束の丘で木下君を待っている。目の前に広がるパノラマビュー。絶景である。木下君はいつもこの切り株に座る。木下君はまごうことなき主人公で、その横顔はやんごとなき。やがて木下君がやってきてこう言った。「一晩で築城するから手伝って」建設日数1日!木材3種類!のこぎり30丁!兵士2千人!敵襲!?一夜にして城は建つのか!?建たぬのか!?いざ!大阪から札幌へ初出陣!!

まとめ

最強の一人芝居INDEPENDENT。関西から2組、札幌から推薦2組、4月1日の予選を勝ち抜いた2組、計6作品が参加します。 深浦さん、廣瀬さんの一人芝居を実力のある演出家が調理します。今年も目が離せません! 最新情報が公開され次第、d-SAPでも紹介させていただきます。