第二次世界大戦が激化する1944年の冬、知床沖で一艘の船が遭難した。船長と3人の乗組員は洞窟へと避難。 極寒なうえ食料も一切ない状況で、時には言い争いながらもなんとか協力して生き延びていた彼らだが、救助がない日々が続き体 ...

深い森の中。帽子屋が、あたふたとお茶の会の準備をしている。 チシャ猫と三月兎がお客を集めに行ってくれているのだが、無事にお茶の会を開催できるか心配でしょうがない。 そこに、通訳を連れたアリスやら、東の国から来た使者やら、 ...

偉い人が「平成」の額を上げた頃。 ひよどり荘の301号室は昼はたまり場、夜は酒場の様相を呈する、無法地帯であった。 また、この301号室は時折「この部屋で昔起きたこと」をビデオテープのように映し出してくるのであった。 そ ...

爺ちゃんが亡くなった。 はじめて人の死に触れた。 身体をどこかへ返す時、生きていて幸せだったのか想像がつかない。 爺ちゃんも幸せだったのかなって、時代を作ったことも、時代に生きたことも、僕の記憶だけではわからない。 こん ...

「あなたのさがしものは何ですか」 専門学校に通う日下部は、さがしもの屋シェルシェで働く如月に声をかけられる。仕事できすぎるオーナー、アホ全開な助手、懐いてなさすぎる捜索犬らと共に依頼に応える日々。そして彼らもまた、それぞ ...

きみに会うのはいつぶりか ネットでいつでも会えるけど 心の距離は遠いまま 未来もお化けもどんとこい キミに渡すよ10円玉を "すれちがい"をテーマにお送りする コサト公園の短編集。 日時 2023年 2月24日（金）20 ...

夢見がちで天真爛漫な女子高生の佐伯鈴音（さえき すずね）は 同じ学校の男の子に恋をし、毎日彼との甘い妄想で悶えていた（？） そんな彼女を見るに見かねた親友の言葉で、やっと彼との関係が進展しそうだった矢先！ 「環境の急速な ...

雨が降りしきるバス停に、 彼らは偶然居合わせた。 なかなか来ないバスを待つ中、 蛙が一匹、けろけろ歌う。 ​ 「なんか運命感じない？」 「いや、別に」 ​ 運命的でもなんでもない。 意味があるわけでもない。 ただそこにあ ...

北海道を代表する小説家・三浦綾子の札幌を主舞台とした「ひつじが丘」を、札幌の若手演劇人たちとともに公演。 日時 3月9日（木）19:00開演 3月10日（金）19:00開演 3月11日（土）14:00開演／18:00開演 ...

寺山修司没後40年記念認定事業／札幌演劇シーズン2023-冬サテライトプログラム／劇団 風蝕異人街創立25周年記念公演Final 鏡よ、鏡、鏡さん。この世で一番の美人はだれかしら？ 美貌の男娼マリーは、母親として、応接間 ...