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みんなで盛り上がるフェスティバル|教文演フェス2018連携企画

2018年11月30日に振替公演を実現した、教文演劇フェスティバル2018「グランド・チャンピオン・ステージ」。数々の困難を乗り越え、大盛り上がりのなか幕を閉じました。

d-SAPも様々な企画でタイアップ、応援させていただきました。演フェス2018を振り返りながら、2019への期待を高めていきましょう!

観に行った人も観に行けなかった人も、一緒に教文演フェスを振り返りましょう!

ステップアップと地震による緊急中止

【振替公演】マイナスをプラスに変えていく|教文演フェス2018連携企画

上の記事にも書きましたが、教文短編演劇祭は2017年で10周年を迎え、これからのさらなる10年間に向けたステップアップとして多くの企画が用意されていました。

しかし、9月6日に発生した北海道胆振東部地震による緊急中止が決定。全道規模の停電被害のほか、スタッフや出演者、観客の安全面を考慮したやむを得ない決断でした。

SNS上ではたくさんの悲しみのコメントもみられ、劇場で公演をするということの難しさも考えさせられました。

関連 演劇上演中に地震が発生したらどうするのか|劇場の対応と観客の行動


しかし、教文チームは決して諦めませんでした。「震災による中止というマイナスをプラスに変えていく」という新たなテーマを掲げ、グランド・チャンピオン・ステージの振替公演を発表!

一部内容に変更はありましたが、さらなる企画も用意して、北海道を元気づけるためのイベントとしてパワーアップして開催されることとなりました。


そして迎えた公演当日。

会場の様子は、、、

大きなポスターやゲート、パネルが設置され、イベントが派手に演出されています。みているだけでわくわくしてきますね!

開場前には長蛇の列が。会場が当初の小ホールから大ホールへと変更になり、より多くの方に観ていただけることとなりました。ゲストとして出演したTEAM NACSの森崎博之さんや鴻上尚史さん、斎藤歩さんのファンの方々にもたくさん足を運んでいただけました。

かっこいい巨大パネルが並びます。

開場と同時にぞくぞくとお客さんが入っていきます。大盛り上がりをみせました。

お客さんの反応(アンケートより)

d-SAPは特別に当日折り込みアンケートの集計結果を入手し、内容を分析させていただきました。その中で興味深い回答を紹介させていただきます(名前、住所など個人を特定できるような情報は入手していません)。

来場理由は何ですか(複数回答可)。

「演劇が好きだから」と回答したのが35%、「ゲストに惹かれて」と回答したのが22%、「劇団に惹かれて」と回答したのが19%という結果となりました。

普段は「この役者が出ているから」「この劇団のお芝居だから」という観点で観るお芝居を選んでいる人が多い印象を受けますが、純粋に演劇が好きだから観に来たという回答がもっとも多い結果となりました。

様々な劇団が一度に出演する教文演フェスは、札幌演劇全体を包括するフェスティバルとしての役割を担っていることがわかります。

チケット料金はいかがでしたか。

「ちょうどよい」と回答したのが78%、「高い」は9%、「安い」は8%という結果となりました。

この公演は、一般前売 2,500円(当日 3,000円)、高校生以下一律 1,000円というチケット料金でした。札幌で活躍する3団体の短編演劇のほか、豪華ゲストとのトークセッションも含め2時間ほどの上演時間での金額です。

札幌演劇シーズンのチケットは一般 3,000円、学生1,500円。お客さんの素直なアンケート結果を見て、今後のチケット料金設定の参考にもできそうです(安ければ良いというわけでもない)。

教文演劇フェスティバル(短編演劇祭)を過去に観たことはありますか。

「ある」と回答したのは27%に対し、「ない(今回が初めて)」という人は72%という結果になりました。

大ホールでの開催や豪華出演・ゲスト陣ということもあり、今回が初めての演フェスとなったお客さんが大勢いました。多くの初めての方に観に来ていただけたということからも、公演は成功だったといえるでしょう。

感想をご自由にご記入ください。

たくさんの感想がございましたので、その中からいくつかご紹介いたします。

  • 楽しい時間でした。色々なジャンルをいっぺんに観られて良かったです(40代・女性)
  • 札幌の演劇シーンの盛り上がりを感じた(20代)
  • 3組ともそれぞれの色があってとても面白かったです!(30代・男性)
  • それぞれの劇団の特色が出てて面白かったです(30代・女性)
  • 初めて演劇を観ました。3劇団ともとてもすばらしくまばたきを忘れるくらい見入ってしまいました。また来たいと思います、これからも頑張ってください(40代・女性)
  • 3つの個性が際立ってました。楽しかったです。得をした気分です。ハズレはありません(60代・女性)
  • どの劇団もとても引き込まれました。大ホールでも全く小さくならずすばらしい舞台でした。MCのお二人も良かったです。初めてでしたがもっと前から観たかったです。来年も行きます(30代・女性)
  • リーダーがゲストだからという下心のみで来ました。来て良かった。短編って入り口にちょうどよくて、また来たいです(40代・女性)

札幌演劇みんなで盛り上がるフェスティバル

以上のように準備段階から大盛況となった教文演劇フェスティバル2018。数々の困難があったからこそ、乗り越えた先の舞台ではたくさんの感動がありました。

札幌では、たくさんの劇団が活動しています。札幌演劇シーズンやTGRをはじめとした様々な演劇イベントも定期的に行われており、日本各地からも注目される演劇都市への成長を目指しています。

そんな中で、今回の演フェスは、地震を乗り越えたということもあり、札幌演劇がひとつになって見守ったイベントであったように感じられます。ただの一劇場の事業にとどまらず、札幌演劇全体で応援したフェスティバルになりました。芸術には、札幌演劇には北海道を元気付けるチカラがある!という確信の中で。

そういう意味で、集客がどうだったか、売上がどうだったかではない、札幌演劇にとって重要な付加価値を生んだイベントとして幕を閉じることができたと思います。予期せぬ形ではありましたが、結果的に、教文演フェスはステップアップすることができたといえるでしょう。


今年、2019年も教文演劇フェスティバルは開催されます。2018年は開催できなかった短編演劇祭を、8月末に大ホールで!さらに、まだ発表はできない企画も用意しているとのことです。

詳しくは、続報を待て!!

これからの10年が、教文演フェスにとっての本当の「一新」となっていくでしょう。期待が高まります!