札幌で古典演劇に触れよう!教文で「はじめての歌舞伎舞踊」開催

日本古典演劇のひとつ、歌舞伎。その名は聞いたことがあっても、実際に観て楽しんだ経験は実は少ないのではないでしょうか。

そんなあなたのために、札幌市教育文化会館で「はじめての歌舞伎舞踊」というイベントが開催されます。日頃伝統芸能に触れることが少ない方にもお楽しみいただける内容です。

はじめての歌舞伎舞踊

歌舞伎は、日本を代表する古典演劇のひとつとして知られています。それぞれ「歌」は音楽、「舞」は舞踊、「伎」は演技を意味しています。

歌舞伎の語源である「かぶく(傾く)」という言葉は「風変わりな格好をして人目に立つ、とっぴな行動をする」という意味で、既存の考えにとらわれずにあらゆる流行を取り入れて人々を楽しませるという精神があります。

そんな素晴らしい伝統芸能の面白さを知ってほしいという思いから、札幌市教育文化会館では、歌舞伎のことをもっと知れる講座や実演などの「はじめての歌舞伎舞踊」というイベントが開催されます。

プレ講座「歌舞伎をおもしろく観る」

「歌舞伎をおもしろく観る」をテーマに、歌舞伎音楽の一つ御簾内みすうち音楽についての講座が開かれます。

プレ講座は舞台上席で開催!間近で衣裳演出を観ることができます。

本公演「くまどりの実演」「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」の上演など

本公演では、元歌舞伎俳優の小桜佳之輔さんによる歌舞伎化粧「くまどり」実演や、歌舞伎の舞台大道具についての解説、さらには「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」の上演など、盛りだくさんのプログラムになっています。

「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」あらすじ

 

大火に類焼した八百屋久兵衛の娘お七は、避難先の寺の小姓・吉三郎と恋仲になり、別れた後も思いは募るばかり。一方、吉三郎は主人と探している名剣が見つからねば切腹しなければならなくなり、お七に暇を告げにくる。吉三郎が去った後、吉三郎の危急を知ったお七は「何としても吉三郎に会わねば」と、火刑覚悟で火の見櫓に上り、半鐘(太鼓)を打つのであった。

人形遣い(黒子)が、お七を務める役者をあたかも人形のように操っているかのごとく手や首を動かす技巧的な型のことを「人形振り」といいます。追い詰められたお七の心を「人形振り」で描き出した歌舞伎舞踊をご覧ください。

さらに、特別企画として、公演当日に和装や和小物を持参してご来場いただいた方にプレゼントが用意されているようです。

この春、ぜひ和文化に触れて楽しみましょう!

出演・さつき緑万寿さん

「歌舞伎」の《歌》は歌ったり音楽を奏でたり、《舞》は踊ったり、《伎》は演じたりー日本の三大楽劇の一つです。

今回は、歌舞伎舞踊を支える大道具や化粧法、さらに衣裳、音をクローズアップしてご紹介いたします。

「この大道具の仕掛けは?」「真っ白な化粧はなぜするの?」「この音は何を表している?」「衣装にこんな仕掛けが!」

知って楽しい、知るとなお面白い!歌舞伎ビギナーにうってつけの公演です。皆さまのお越しをお待ち致しております。

yhsの俳優たちも登場!

プレ講座の衣裳、本公演の化粧モデルとしてyhsの青木玖璃子さん、化粧モデルとして最上怜香さんが登場します。

yhsは昨年のTGRで『白浪っ!』という作品で大賞を受賞したり、これまでも歌舞伎をモチーフにした現代演劇を上演しています。

yhsファンの皆さんも、ぜひこの機会に歌舞伎に触れてみてはいかがでしょうか。

主催・札幌市教育文化会館よりメッセージ
d-SAP読者の方は演劇を観るのがお好きな方が多いと思いますが、少し趣向を変えて日本の代表的な古典演劇の一つ、歌舞伎にふれてみませんか?

今回yhsさんのご協力で、青木玖璃子(プレ講座衣裳&本公演化粧モデル)さんと最上怜香(本公演化粧モデル)さんにご参加いただきます。演劇公演の時とは違うお二人を観ることができるかもしれません。

解説、衣裳演出&くまどり実演、上演と盛りだくさんの公演です。

25歳以下は1,500円で観劇できるお得なU-25席もあり、伝統芸能を観たことがない学生の方にもおすすめです。

公演概要

教文伝統芸能シリーズ はじめての歌舞伎舞踊

主 催
札幌市教育文化会館(札幌市芸術文化財団)

会 場
札幌市教育文化会館 小ホール(札幌市中央区北1条西13丁目)

日 時
2019年5月16日(木)
プレ講座 15:00開始(14:30開場)
本公演 18:30開演(18:00開場)

出 演
さつき緑万寿、小桜佳之輔 ほか

チケット
【プレ講座/全席自由】
1,000円(本公演チケットご購入の方500円)

【本公演/全席指定】
3,000円(教文ホールメイト2,500円)
U-25席 1,500円

※本公演は英語解説(イヤホンガイド)有 500円
ご利用の方は要事前予約(jigyo@kyobun.org)

[チケット取り扱い]

  • 教文プレイガイド(011-271-3355)
  • 道新プレイガイド(0570-00-3871)
  • 札幌市民交流プラザチケットセンター(0570-00-3871)
  • チケットぴあ(Pコード492-794)
  • ローソンチケット(Lコード12103)

※ 未就学児の入場はご遠慮ください。
※ 車いすご利用のお客様は前日までに教文プレイガイドまでご連絡ください。

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参考
札幌市教育文化会館公式サイト

お問い合わせ
教育文化会館事業課(011-271-5822)