劇団結成20周年を迎える札幌を代表する劇団「yhs」。昨年秋に20周年記念公演として上演した「白浪っ!」は、TGR2017で審査員全員の支持を受け、大賞を受賞しました。
勢いは止まらず、TGRと文化交流事業で提携している(社)韓国小劇場協会からの招聘を受け、韓国・ソウルで行われる演劇祭『大学路小劇場祝祭』への参加が決定。
海外での公演には大きな資金が必要となるため、yhsは韓国公演に伴うクラウドファンディングを実施しました。
yhs「白浪っ!」とは
2017年11月29日〜12月3日までコンカリーニョで上演された、歌舞伎リメイク作品。yhsの劇団結成20周年記念公演 其の壱として上演されました。
歌舞伎ならではの派手な衣装や演出と、yhsらしいシニカルな笑いが特徴的で、多くの観客を虜にしました。
江戸幕府が倒れること無く、今なお続いているもう一つの日本。のらりくらりと幕府の統治が400年以上も続いている。江戸の文化が色濃く残りながらも、発達した科学文明の恩恵にもあずかっている。二十年ほど前、かつて日本を騒がせた義賊たちがいた。その名を『白浪五人男』と言った。しかし、七年前にメンバーの一人『弁天小僧』が追い詰められた末に自害するという一件があって以降、他の四人は姿を消した……。
そして時は、平成二十九年。幕府がひた隠しにする「弁天小僧の死の真相」と、仮想通貨「ビット小判」を巡るウワサを聞きつけ、かつての白浪五人男の頭領・日本駄右衛門が動き始めた……。盗賊が活躍する『白浪物』歌舞伎を超斬新にリメイク!!
この作品は、TGR 札幌劇場祭2017にも参加しており、全ての審査員から高い評価を受け、見事大賞を受賞。審査員からの講評には「誰が見ても楽しめる」「舞台ならではの面白さ」「エンターテイメントとしての完成度の高さ」などがありました。
この大賞受賞により、TGR 札幌劇場祭と文化交流事業で提携している(社)韓国小劇場協会からの招聘を受け、韓国・ソウルで行われる演劇祭『大学路小劇場祝祭』への参加が決定。2018年10月20〜21日の2日間、日本の古典芸能である歌舞伎とyhsが作り出す現代風エンターテイメントが、海を超えて上演されることとなりました。
目標金額120万円
「白浪っ!」に出演するのは全部で17人、さらに公演を行うにはプラス5人のスタッフが必要となります。主催者側は渡航費・宿泊費の一部を負担しますが、全ての資金はとてもまかないきれません。
そこで、yhsはクラウドファンディングを実施。目標金額は、全て合わせて120万円です。
支援をした方には、yhsから特別なリターンも用意されます。
リターン例 「白浪っ!」韓国公演映像、白浪五人男が使った番傘&ビニール傘(サイン入り・各1名)など
みんなで応援しよう
札幌で生まれた名作が海外で上演されることは、公演を行う劇団だけではなく、札幌演劇全体の活気に繋がっていきます。20年も札幌で名作を上演し続けたyhsならば、札幌演劇人の期待を背負って、私たちに新しい景色を見せてくれるかもしれません。
しかし、現状は、2018年9月11日現在までに集まった金額が467,000円。目標まではまだまだ足りません。
みんなで応援しましょう。良き出会い、良き旅になりますよう!
yhs代表 南参(なんざん)
TEL: 090-7584-7013
MAIL: gimmix@live.jp