文化庁と一般社団法人日本演出者協会が主催する「若手演出家コンクール」が今年も開催されます。
現在、コンクールに参加する「自分を若手と思う演出家」を募集しています。第2次審査突破で賞金10万円、最優秀賞演出家は賞金50万円が与えられます。
コンクールの流れ
応募に必要なもの
- 演出家のプロフィール、連絡先(住所、電話番号、メールアドレスなど)
- これまでに演出した1作品の上演台本、映像資料
- 提出した映像の作品の上演資料(チラシやパンフレット)
- 第2次審査へ通過した時に上演予定の作品の内容
第1次審査は映像審査になります。これまでに演出した作品の映像(DVD)を、台本や上演資料、プロフィールとともに送ります。DVDがうまく再生されなかったり、必要資料が足りなかったりすると審査対象外になりますのでご注意ください。応募締切は6月30日です。
もちろん、若手演出家コンクールなので、ベテランの方が応募することはできません。応募資格は、「自分を若手(新人)と思う演出者」であることです。
第2次審査、最終審査
第1次審査を通過した15名は、第2次審査に移ります。9月1日〜11月30日の間に演劇を上演し、審査員が実際に劇場に足を運びそれを観て評価します。
12月中旬にさらに4名に絞られます。この時点でこの4名は優秀賞を受賞し、賞金10万円を獲得できます。
第2次審査を通過した4名は、最終審査として下北沢「劇」小劇場にて開催される公開審査に参加します。このときの作品は上演時間1時間以内である必要があり、公演は一般公開されます。
審査員による公開審査によって最優秀賞が決定し、最優秀賞演出家にはさらに賞金50万円が授与されます。また、一般の観客投票による観客賞もあります。
以上がコンクールの流れになります。
映像審査→公演審査→公開最終審査になりますので、必要書類を揃えるほか、第2次、最終審査に上演する作品のことも考慮して応募してください。
申し込み・問い合わせは、公式ホームページをご覧ください。
参考
若手演出家コンクール2018 募集開始! 募集期間:5/1~6/30一般社団法人 日本演出者協会
なお、これまでに札幌からは、最優秀賞を劇団千年王國の櫻井幸絵(2005年度)、弦巻楽団の弦巻啓太(2014年度)が受賞しており、優秀賞は劇団清水企画の清水友陽(2004年度)、ハムプロジェクトのすがの公(2008年度)、クラアク芸術堂の小佐部明広(2015年度)が受賞しています。
第2次審査期間中はTGRもありますので、札幌から応募しやすい日程かと思います。札幌演劇の面白さが全国に発信される良い機会となるかもしれません!