札幌若手大集合の演劇イベント 遊戯祭17のチケットはもうお買い求めましたか。まだの方はこちら!
コンカリーニョで「谷川俊太郎」をテーマに上演される3作品の他に、パトスでは若手演劇人・お笑い芸人・ミュージシャンによるオリジナル企画を楽しむことができます。
今回ご紹介させていただくのは、パトス企画に参加されるネスティングフォックスです。遊戯祭17で新しく旗揚げする演劇ユニットですが、その姿はまだ謎に包まれています。ぜひ、ご覧ください。
ネスティングフォックス
遊戯祭で自分の作品をやろうと思ったきっかけを教えてください。
作・演出 松浦尚紀(以下、松浦):僕はちょくちょく役者をやったりしてたんですが、 本だとか、演出だとか、裏の事をやるのはこれで人生2回目なんですね。1回目の処女作で、「ああ、おれのお話つまんねえな。」と思って悲しかったんですが、 そういう悲しい出来事というのが、案外尾を引いて僕を後から押してくる感じがあったんですね。そして、そのタイミングで遊戯祭という若い表現者が集まる祭典で上演団体を募集していた。それも、格安でね(笑)。こんなに良いタイミング無いなと思いました。
作品の見どころを教えてください。
松浦:見所、というと難しいですね…。お客さんの方が全然鋭かったりしますから…。 強いて挙げるなら、「踊るおおぶとり」という太り気味の俳優が一人居るんですが、彼女の立ち位置でしょうかね。彼女の役は、人ではありませんし、動物でもありません。あらすじとしては、男女2人が、何度も何度も印象的なシーンをタイムループするようなお話の構成になってます。凄く、変なことをやってますよ。それも、22時に。
松浦:そうそう、実は22:00に上演するの、遊戯祭の団体では僕の所だけなんですよ。レイトショーです。演目の内容、ちょっと人によってはぞわっ…とするかもしれません。夜の劇場、怖いですから。なんか呼び寄せてしまったら、ごめんなさい。
松浦さんにとって、谷川俊太郎とはどういう存在ですか。
松浦:谷川俊太郎さん…いやあ、僕が語るにはちょっとスケールがでかすぎて(笑)不可知的存在すぎますよ。まあ、大きい括りで言えば、谷川俊太郎さんに限らず「詩人」と聞くと凄く解放された語感を感じて羨ましくなる事がありま す。何か重たいものを抱えているのに、何故か足取り軽く何かを見ているように感じるか ら、でしょうか。いや、実際そうではないのかもしれませんが。印象論です。
遊戯祭17に期待することはなんですか。
松浦:「遊戯祭」とひと括りに言っても、「遊戯」の方法は個々によって違います。彼はヒーローごっこ、彼女はおままごと、のような。異質で無関係な「遊び」が立ち並ぶことによって、 何か別の「遊び」が浮かび上がれば良いな、という期待があります。
松浦:僕達「ネスティングフォックス」は琴似コンカリーニョで上演される遊戯祭 17・白鳥&畠山チーム「それを聴いたとき、」4月 28日20:00〜の公演後に梯子観劇出来る良い時間帯にやってます!こちらの半券さえお持ちなら無料で観劇可能です。短編ですのでふらっと観てふらっと帰るがかなりの敷居で実現可能です。パトスが地下鉄琴似駅と直結なのでスルッと帰れます。是非とも覗いてみて下さいね!
作品概要
タイトル | 「パラリラ⊂レール」 |
劇 団 | ネスティングフォックス |
会 場 | ことにパトス |
日 時 | 4月28日(金)22:15 ※上演時間30分程度 |
概 要 | あれ?おれ今、なんて言った? |
作・演出 | 松浦尚紀 |
出 演 | 小倉佑介(集団歯ぎしり)、宮崎安津乃(劇団パーソンズ)、踊るおおぶとり |
Web | #遊戯祭17、#パラリラレール |
チケット | 公式サイト コンカリーニョで上演される3作品のうち、いずれかのチケットを持っていればパトス企画の全日程を楽しめます。詳細は公式サイトをチェック。 |
松浦尚紀
札幌ビジュアルアーツパフォーマンス学科タレント・俳優専攻卒業。その後上京し宝映テレビプロダクション所属を経て、フリーの俳優として活動。