一般社団法人EPAD(Eternal Performing Arts Archives and Digital Theatre)は、2025年7月2日(水)より2025年度セレクションの第2期として「アーカイブ」区分の募集を開始しました。
EPADを活用して作品を未来へ残す
EPADは、文化庁の助成を受けて2020年度から活動を開始し、これまで全国から3,861作品の舞台公演映像をデジタル収集してきました。そのうち713作品は権利処理が完了し、配信や有料上映など広く公開されています。
公的支援を伴う大規模な募集としては、今回が最後、もしくは残された最後の2年となる可能性があります。舞台芸術関係者の皆様にとって、作品の保存と新たな観客との出会いを実現する貴重な機会となるでしょう。
特にVHSなどのテープメディアは、経年劣化や再生機器の減少により二度と見られなくなる危機に直面しており、ユネスコもその危険性を指摘しています。この貴重な舞台公演映像が消え去る前に、ぜひEPADの支援を活用し、作品を未来へとつないでみてはいかがでしょうか。
「アーカイブ」区分とは?
この募集区分では、すでに完成している舞台公演映像のアーカイブ(収蔵)を希望する作品を募集します。
応募作品は有識者による審査を経て採択され、EPADに収蔵されることで、収集協力対価またはVHS等のデジタル化費用の実費が支払われます。
募集期間 | 2025年7月2日(水)~7月23日(水)17:00 |
募集対象作品 | 演劇、舞踊、伝統芸能の舞台公演映像、または舞台公演に付随するドキュメンタリー作品。エントリー時点で完成映像である必要があります |
エントリー団体の条件 | 映像の権利を有する団体または個人であること。 本事業および要件を十分に理解し、納品や必要な情報の提供、広報活動に積極的に協力できること。 |
エントリー作品数の上限 | 1上演団体あたり5作品まで |
収集協力対価/デジタル化費用 | 採択作品には、22,000円(税込)、もしくはVHS等のデジタル化費用の実費(上限あり) |
採択結果告知(予定) | 2025年8月27日(水)にEPADウェブサイトにて発表 |
採択後のデータ納品について | 採択された作品は、2025年9月末日までに指定のファイル名でデジタルデータ(mp4またはmov形式、フルHD以上推奨)をUSBやHDDで提出 |
映像の利活用について | 収蔵された作品は、館内閲覧、非営利上映、教育利用など、その時点の著作権法の許す利用が可能となり、作品データベースで情報が公開されます(EPADへの収蔵は著作権法の権利制限規定に基づいて行われるため、原則として著作権者の許諾は不要です) |
応募方法
詳細はEPADのセレクション募集ページをご確認ください。 エントリーは、エントリー要項とQ&Aをご確認のうえ、募集ページ記載のエントリーフォームよりご応募ください。