維新派『アマハラ』特別上映&ゲストトーク

平城宮跡に野外劇場が建ち上がる
日本から東南アジア ミクロネシアへ
多島海へと至る<海の道>を渡った
移民たちの物語

本作品は20世紀三部作のアジア篇として上演した『台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき』を再構成した作品である。新たな脚本や演出プランの構想中に主宰の松本雄吉が他界したことから、残されたノートや資料をもとに、メンバー全員で完成させた。初演でアジアの群島を造形した劇場は、本作では草原に浮かぶ巨大な“廃船”へと形を変えた。日本古来の時間の流れと深遠さが感じられる世界遺産・平城宮跡で、土地の記憶、時間の地層を掘り起こし、日本からフィリピン、インドネシアの多島海へと至る<海の道>を渡った若者たちの夢と挫折を多声的な表現で描いた。
この作品が、半世紀に渡り、野外劇の可能性に挑み続けた劇団の最終作となった。

維新派 ISHINHA

1970年、松本雄吉を中心に設立。関西を拠点とし、国内外のさまざまな土地で公演を行った。1991年、東京·汐留での野外公演『少年街』より、独自のスタイル“チャンジャン☆オペラ”を確立する。発語、踊り、音楽など、をの点においても世界的に類を見ない集団で、特に、自らの手で巨大な劇場と屋台村を作り上げ、まるで小さな街のようなその劇空間は、終わると一切の痕跡も残さなかった。その独創性は演劇という枠を超え、同時代の表現者たちに多くの影響を与えた。
2017年12月に解散。

日時

2025年6月22日(日) 17時台予定

*正式な上映時間は6/17(火)に決まります

アフタートーク

上映終了後トークを行います。

ゲスト:清水翼(元維新派 制作)、石本由美(元維新派 俳優)

司会:中島洋(シアターキノ)

会場

シアターキノ

〒060-0063 札幌市中央区南3条西6丁目南3条グランドビル2F
TEL:011-231-9355 FAX:011-231-9356

チケット

入場整理番号付き前売 ¥2,000 (当日¥2,300)
キノ会員 ¥1,700 (当日¥2,000)

*シアターキノで販売中
*招待券使用不可、通常の割引はありません

お問い合わせ

シアターキノ
011-231-9355
札幌市中央区狸小路6丁目南3条グランドビル2階

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です