「演劇×学校~教育現場における演劇の可能性」10/7にシンポジウム、10/8〜計3回のワークショップ開催

教育現場で活用される演劇のいまとこれからを考える。

現在、全国の小中学校、高校、大学では、演劇的手法を教育のさまざまな場面で活用し、子どもたちや学生たちのコミュニケーション能力の育成に成果を上げています。この流れは、学習指導要領の改訂などで、「対話力」の向上が一層強く求められる中、ますます広がりを見せていくことが予想されます。
札幌演劇シーズン実行委員会では、こうした背景を受け、札幌と地域が連携することによって学校の中でより充実した「演劇教育」を行っていくことはできないか、その可能性について、シンポジウムやワークショップを通して、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。「演劇教育」の成果と課題、いまとこれからについて知るまたとない機会です。子どもたちは演劇の力によってどう変わっていくのか。どうぞお気軽にご参加ください。

シンポジウム「なぜ、演劇で子どもたちは変わるのか ~演劇教育の成果と課題~」

ドラマティーチャーで兵庫県立芸術文化観光専門職大学講師のいしいみちこさんをお迎えし基調講演を行うほか、道内での演劇教育の事例を3例紹介します。

第一部 基調講演

講師 いしいみちこ(芸術文化観光専門職大学講師)

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福島県立いわき総合高校においてドラマティーチャーとして演劇教育を実践し、高校生とプロの演劇人の協働による作品づくりなどに取り組んできたいしいさんに、演劇教育の必要性と可能性、成果と課題などについて、自身の体験談をベースに、海外の事例なども交えてお話しいただきます。

第二部 事例紹介

第2部では、演劇的手法を用いた教育活動に取り組む道内の中学校、中高一貫校、大学から、実践内容や成果と課題について発表していただきます。

西村雄一 (洞爺湖町立洞爺中学校校長)
小西泰輔 (立命館慶祥中学校・高等学校教諭)
種村 剛 (北海道大学特任教授)

第三部 ディスカッション・質疑応答

第3部では、基調講演や事例発表の内容をベースに、北海道における演劇と学校のこれからについて、会場の皆さんと一緒に考えていきます。

ファシリテーター 清水友陽(北海道演劇財団芸術監督)参加方法

日程

10/7(土)13:00〜16:00

参加対象

演劇関係ほか文化芸術関係者(アーティスト、団体職員等)、教育関係者(小中学校・高校の教員、大学関係者、行政関係者)ほか広く一般

参加申し込み

参加料 無料

定員 80名

応募締切 2023年10月2日(月)※先着順受付

応募方法 シンポジウム申し込みフォームより必要事項を記入してお申し込みください。

ワークショップ「演劇と学校をつなぐ ~頭とからだで学ぶ演劇教育のいま~」

10/8(日)10:00〜16:00

第1回「ドラマティーチャーの授業と実践」

講師 いしいみちこ(芸術文化観光専門職大学講師)

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福島県立いわき総合高校や追手門学院中・高等学校でドラマティーチャーとして演劇教育を実践してきたいしいみちこさんから、演劇的手法を用いた授業について学びます。演劇の力が子どもたちの成長に何をもたらすのか、座学とワークショップで体験します。

会場 北海道大学高等教育推進機構S講義棟S7教室

11/12(日)10:00〜16:00

第2回「体験!『なってみる学び』~演劇的手法で変わる授業と学校」

講師 渡辺貴裕(東京学芸大学教職大学院准教授)

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演劇的手法を用いた学習の可能性を現場の教員と共に探究する「学びの空間研究会」を主宰し、演劇教育・ドラマ教育に豊富な実績を持つ渡辺貴裕さんから、身体と空間、想像力を活かした授業づくりについて学びます。 著書「なってみる学び」の世界を頭とからだで体験!

会場 北海道大学クラーク会館大集会室

11/19(日)10:00〜16:00

第3回「自分や現場に活かすインプロ(即興演劇)体験」

講師 絹川友梨(桜美林大学芸術文化学群演劇ダンス助教)

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インプロ(即興演劇)とは、台本なしで「その場で創作する」こと。もともと俳優のトレーニング用に開発されたものですが、現在は応用インプロとして教育にも取り入れられています。今回はそのインプロの第一人者である絹川友梨さんから、インプロの可能性とインプロの手法を用いた演劇教育について頭とからだを使って学びます。

会場 北海道大学クラーク会館大集会室

参加対象

演劇関係ほか文化芸術関係者(アーティスト、団体職員等)、教育関係者(小中学校・高校の教員、大学関係者、行政関係者)ほか広く一般

参加申し込み

※当日は動きやすい服装でご参加ください。
※昼食は各自でご用意ください。

参加料 無料

定員 各回20名(3回のワークショップにすべて参加できる方優先)

応募締切 2023年10月2日(月)※応募者多数の場合は抽選

応募方法 ワークショップ申し込みフォームより必要事項を記入してお申し込みください。


主催

札幌演劇シーズン実行委員会

演劇創造都市札幌プロジェクト/北海道演劇財団/コンカリーニョ/
BLOCH/札幌市教育文化会館(札幌市芸術文化財団)/
北海道立道民活動センター(道民活動振興センター)/
北海道文化財団/ノヴェロ/札幌市

公益財団法人北海道文化財団
公益財団法人北海道演劇財団
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会

お問い合わせ

JAPAN LIVE YELL project in HOKKAIDO事務局

TEL: 011-520-0710(公益財団法人北海道演劇財団内)
E-mail: jlyp.hokkaido@gmail.com