■あらすじ
直は12歳の男の子を育てるシングルマザー。派遣社員として働くかたわら、シングルマザーの支援団体、“ひとりママ・ネット”の新米事務局長としても忙しい。
時は2002年の秋―――事務所はオンボロアパートの一角だが、代表の燈子と直の目標は大きい。児童扶養手当の削減を阻止するため、国会を動かそうというのだ。
ロビー活動や、ネットワークづくりに追われる日々。シングルマザーたちからは、ひっきりなしに悩みごとの相談が寄せられる。水枝も初音も、そんな中で出会った仲間だ。彼女たちがつまずきながらも、それなりに自立していく様子は、直の励みになっている。
ある夜、見知らぬ男が事務所に現れた。妻子が突然消えてしまったという。話を聞くうち、直にはひらめくものがあった。
「この男には、DVの傾向があるのでは?」
この夜から、直と男の奇妙な交流が始まった。
そして、2007年。国会へのロビー活動は、いよいよ正念場を迎えて―――
■概要
『シングルマザーズ』は、永井愛の作による戯曲。永井主宰の二兎社第36回公演として永井自身の演出により2011年2月20日に初演、同年3月7日発売の『悲劇喜劇』2011年4月号(早川書房)に掲載された。2002年に政府が決定した児童扶養手当削減方針の撤回を求めて活動したシングルマザーたちの実話をもとにした作品。
日時
3月10日(金)18:30開演
3月11日(土)14:00/18:00開演
開場は開演の30分前となります。
配信:3月10日18:00のみ有り
脚本
永井愛
演出
村松幹男
出演
上村直 : 中野愛菜
高坂燈子: 小山諒佳
大平初音: 山崎まい
難波水枝: 髙橋海咲
小田行男: 國友倖光
スタッフ
■スタッフ
照明: 齊藤磨穂 髙橋海咲 越あゆな
音響: 廣重鈴音
小道具/大道具: 中野愛菜
衣装•メイク/制作: 及川真央
宣伝美術: 工藤美愛ケンドラ
■教員
村松幹男
平井伸之
田光子
森一生
森井綾
チケット
一般:1500円
学生:1000円
高校生:500円
配信:1000円
中学生以下無料
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