札幌演劇に今もっとも必要なのではないかとも思えるワークショップを紹介します。このワークショップは札幌演劇の常識を変えるものになるのではないかと期待しています。
演劇のための情宣&制作ワークショップ
主催するのは、しぼり(@sibori_ads)さんです。2010年〜2013年に札幌で情宣や制作として活動し、その後演劇活動を休止。休止の間に演劇関係者と一般的な感覚のズレを感じ、ワークショップを開催することにしたそうです。
演劇シーズンやTGR等のイベントもあってか、ますます盛んになっていく札幌演劇ですが、しぼりさん曰く、「なんか、なんとなく、足りない」。情宣&制作のことは、スタッフの仕事としてはもちろん、演劇関係者ならば知っておく必要があります。このワークショップではいつもと違う角度から演劇を考え直し、より札幌を演劇都市に近づけるためのヒントを見つけていくというのです。
そもそも、情宣・制作って?
(http://free-photos.gatag.netより)
情宣とは
情報宣伝の略で、小劇場界では宣伝活動の意味で使われている。元々は学生運動用語だと思うが、演劇が学生の表現手段として使われていく中で定着していったのではないだろうか。
情宣は、いわゆる宣伝のことですね。お客さんがいないと演劇は成立しません。たとえ上演はできたとしても、その後演劇活動を続けていくことは不可能でしょう。
制作とは
制作とは公演を含めた恒常活動全般の運営と管理の取りまとめをする位置にあります。
制作のお仕事(http://www.wind.ne.jp/khari/neco/engeki-seisaku.html)より
制作は、演劇作品を実際に上演するために必要な業務をするお仕事です。費用や諸々のデータベースを管理します。もちろん、情宣・制作がしっかりとしていなくては演劇活動は継続して続けていくことができません。
このワークショップでは、その大切な役割のあり方や、お客様を最後まで演劇の世界に浸かるためのノウハウを学べます。
札幌の演劇に今、いちばん必要なことなのではないかと筆者は思います!みなさん、ぜひ!
ワークショップ概要
名 前 | 演劇のための 情宣&制作ワークショップ |
会 場 | Youth+センター(若者支援総合センター)活動室5 |
日 時 | 2017年2月25日(土) 13:30~15:00(開場は13:15) |
概 要 | 最近、札幌の演劇が本当にすごい。フライヤーのデザインは洗練されているし、チケットもネットで気軽に買えるようになった。情宣も、制作も、皆さんの技術が本当に、本当にすごい。だけど…だけれども。なんか、なんとなく、足りない。ふとした瞬間に、お客様を現実に引き戻してしまうことが、まだある。何かが足りない。だから、ワークショップ。お客様が最初から最後まで、皆さんの作った世界にどっぷり浸かるためのヒントを見つけられるワークショップが必要です。 |
主催者 | しぼり(@sibori_ads) |
料 金 | 無料&予約不要 |
お問い合わせ
・Twitter
・sibori.ads@gmail.com(しぼり)
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