新型コロナウイルス感染拡大防止のため国内外での文化芸術活動が自粛される中、その影響がどれだけ大きいかを分析するために、「新型コロナウイルス感染長期化に対峙する札幌の文化芸術関係者の活動再開の道を探るアンケート調査 第1章 影響と損失」が実施されています。
札幌で文化芸術活動をされている全ての方が対象です。「自分はいいや」と思わずに、ぜひご回答ください!
以下に、アンケート調査の趣旨と回答方法をまとめています。
何のためのアンケート調査か
当アンケート調査は、札幌の文化芸術活動を行う個人・団体が、新型コロナウイルス感染拡大防止のための活動自粛によって、どれだけ厳しい影響を受けたかを分析することを目的としています。
調査の集計・分析結果を基に、文化芸術活動を行う個人・団体が支援を受けられるような文化政策の提言へとつないでいきます。
実状に沿った適切な支援策が実現するためには、活動実態を可視化するための調査が不可欠です。多くのデータを集めることにより、「札幌の文化芸術を守るためには〜〜が必要だ」という具体的な施策を導き出すことができます。
調査主体
- 北海道教育大学 岩見沢校 芸術文化政策研究室(担当:准教授 閔鎭京)
- アーティスト・イン・レジデンス事業設計(担当:さっぽろ天神山アートスタジオ AIRディレクター 小田井真美)
調査結果はFacebookページ、本調査主体の「さっぽろ天神山アートスタジオ」、「北海道教育大学岩見沢校」のウェブサイトで公開されます。
アンケート対象は誰か
アンケートは、札幌で文化芸術活動を行う全ての人が対象です。
- 表現者(俳優)だけでなく、テクニカルスタッフ(音響・照明・衣装など)やプロデューサー(制作)、文化施設(劇場・稽古場)で働く方々など、幅広い文化芸術の担い手が対象です。
- プロ・アマ・愛好者・サークル・ボランティアかどうかは問いません。文化芸術活動が専業か副業か、それで収入を得ているかどうかも関係ありません。
- 今回の新型コロナウイルスによって収入への影響がない方も、実態を正確に把握するために、ぜひご回答ください。
特に演劇分野に関しては、たくさんの演劇人の方にご回答いただき、大勢の人が札幌の演劇に関わっていることが可視化されることが期待されています。
「札幌演劇シーズン」や「TGR 札幌劇場祭」などのイベントは札幌市から助成金を受け取っていますが、現状に適した新たな演劇政策を考えるにあたって、このアンケートはとても重要な基礎資料になります。
回答する方法
アンケートは、「個人用」と「団体・事業所用」で二種類あります。自分に該当する方に回答してください。下のボタンをクリックすると、回答ページに切り替わります。
回答者の名前は記入必須ではありません。実態を正確に把握するために、現状を正直に回答してください。
回答は5〜10分程度で終わります。
回答締切は、2020年5月29日(金)23:59 です。
各地で様々な活動が自粛を要請される中、それぞれの地域・分野で支援策が緊急に必要とされています。札幌の文化芸術活動においても、実態を正確に把握し、いま本当に必要な施策は何なのかを考える必要があります。
アンケート対象者でまだ回答をされていない方は、ぜひ回答のご協力をよろしくお願いいたします!
北海道教育大学岩見沢校 閔(みん) min.jinkyung@i.hokkyodai.ac.jp