Sapporo Dance Collective 2019 「HOME」3回のワークインプログレスで変化を遂げた 「HOME」を巡る3つの物語と ダンサーの権利に関する勉強会、 それらがひとつのDanceとして実を結ぶ。 『HOME』とは? 家庭、故郷、診療所、原産地、文化の発祥地、本塁、記憶、帰る場所……などなど。 そして、「Familyなら家庭、建物ならHouse。Homeって、僕にとっては、家の窓から見える木の葉の様子なんだ。 うまく説明できないけど、そんなとても個人的なものなんだよ」 と、知人のアメリカの友達が言っていたというのを思い出した。 Sapporo Dance Collective 2019のタイトルは今年も『HOME』。 ディレクター羊屋白玉の「社会のことで気になることに目を向けて♡」 とのリクエストも出発点の1つです。 「コレクティヴ」という形でダンスと向き合ってきたSapporo Dance Collective。 全員が同等に考えや思い、言葉を発して創作を進められる場を目指しています。 やりとりの中で、Yesに傷ついたり、Noに疲れたりもあるでしょう。でも、話さないと伝わらない。 だから、YesもNoも言わずにいられる場所があってもいい。 シェルター。身体をうずめるのに安心なスキマ。 充分休んだら、戻ってもいい、戻らなくてもいい。 そんな柔軟な繰返とともに、この世界に転がる、YesもNoも、同じように掬い上げ、 観察し、磨き上げ、それを糧として、『HOME』は進化します。 「踊ること」とは異なる新たな動きも。 Hokkaido Artists Union Studies(HAUS/ハウス)は、 ダンサーやアーティストの働く場を見直すためのあつまりです。 作品を育む私たちと、それを観るお客さまが話し続けるためにも、大切な営みと考えます。 HAUSは、二項対立にこだわらない新しい形の労働組合の誕生を目指し、勉強会を行っています。 この度の公演においても、学びを深める場を設けます。 Sapporo Dance Collectiveが複数の要素を練り上げ、行ってきた ダンス・表現のための実験と冒険の姿をご覧ください。 完成した『HOME』の中にあなただけの『HOME』が見つかりますように。 わたなべひろみ(ライター) A 「しがないアタシの思い出話」 #スケバン 出演:牛島有佳子(昭和レディ) B 「ナマハゲでもくらし→」 #なまはげ #子ども食堂 #引きこもり 出演:小川いずみ、亀川 朗、河口彩香、河野千晶(micelle)、笹谷陽向、寺崎好美、福村まり、本谷裕子(Dance Ring-zone) C 「労働がダンスホールできのこしてる」 #フラクタル #星座 #きのこ 出演:川尻伊茉莉、河野千晶、羊屋白玉 音楽:Kim Yooi、塚野洋平 美術:森迫暁夫、上野かな子、竹中博彦 衣裳:遠藤真南 ドラマトゥルク:渡辺たけし、櫻井ヒロ HAUS Hokkaido Artists Union Studies 櫻井ヒロ(micelle)、渡辺たけし、羊屋白玉 スキマ 内倉麻実、遠藤真南、河口彩香、寺崎好美、naoming、ナガオサヤカ、中川まさえ、長谷川史織(昭和レディ)、平中まみ子、やない晶子(つくっぺこうさく)、わたなべ ひよひよ ひろみ、斎藤ちず(コンカリーニョ) クラウドファンディングに挑戦中! https://actnow.jp/project/sdc/detail ディレクター:羊屋白玉(指輪ホテル) 照明:高橋正和 音響:安達 玄 衣裳:佐々木青 舞台監督:江本宗広 制作:斎藤ちず |