あけましておめでとうございます。本年もd-SAPをどうぞよろしくお願いいたします。
新年1発目の記事は、みんな大好き(?)シェイクスピアについてです。実は、2019年冬から春にかけて、札幌ではシェイクスピア作品がいくつか上演されます。
札幌は優れた創作脚本の作品が多く誕生していますが、古典作品を楽しむことができれば、演劇の奥深さ、面白さをもっと楽しむことができると思います!
関連 「シェイクスピアの読み方」(弦巻啓太によるシェイクスピアの手引き)
シェイクスピアって?
ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)は、16世紀から17世紀にかけてイギリスを拠点に活躍した劇作家です。
優れた心情描写や現代社会にも通じるメッセージ性により、今もなお名作として世界各地で上演され続けています。「ロミオとジュリエット」や「リア王」「マクベス」「ハムレット」など、聞いたことのある作品も多いと思います。
d-SAPでも、これまで様々なシェイクスピア関連の記事を投稿してきました。どうぞそちらも合わせてご覧ください。
札幌演劇シーズンの原点!演劇のまちアシュランドとは
第1回 弦巻流「シェイクスピアの読み方」
2019年冬から春にかけて札幌で上演されるシェイクスピア
現在公開されている情報の中でも、2019年の札幌では冬から春にかけて3作品のシェイクスピア作品を観ることができます。
他にも冬から春にかけて札幌でシェイクスピアを上演する団体がございましたら、お手数ですがd-SAPまでご連絡いただけると幸いです。
クラアク芸術堂PRESENTS シンプル傑作選01『マクベス』
1月31日〜2月3日にクラアク芸術堂の企画として上演されるのは、シェイクスピア4大悲劇ともいわれる「マクベス」。比較的短い作品とも言われていますが、その内容の濃さ、おどろおどろしさはまさしく「悲劇」。
3人の魔女によって予言される運命に翻弄されるマクベスを、クラアク芸術堂は完全ダブルキャストで上演します。演出は、自身のプロデュースユニットでも活躍している信山E紘希さん。
会場は琴似のレッドベリースタジオです。本格シェイクスピアをご覧あれ。
公演情報 クラアク芸術堂PRESENTS シンプル傑作選01『マクベス』
子ども演劇ワークショップ発表公演「夏の夜の夢子ちゃん❤」
札幌市教育文化会館が行なっている子ども演劇ワークショップの発表公演として、3月16日に上演されます。妖精たちが登場する喜劇「夏の夜の夢」を学園コメディにアレンジした「夏の夜の夢子ちゃん❤」。脚本・演出はyhsの南参さんがつとめます。
子ども演劇ワークショップは、2017年に第一回発表公演を行なった、比較的新しい企画です。これまでたくさんの子どもたちが、アメリカの劇作家ワイルダーの名作「わが町」札幌リメイク版や、野田秀樹原作の「ローリング・ストーン」を熱演してきました。
札幌市教育文化会館情報誌「楽」vo.47 では南参さんのコメントも掲載されているので、こちらも合わせてお読みください。
弦巻楽団#32 わたしたちの街の『ジュリアス・シーザー』
札幌の劇団の中で、近年シェイクスピアをもっとも多く上演しているのは間違いなく弦巻楽団でしょう。劇団が主催する演技講座では、発表公演として「ヘンリー六世」「コリオレイナス」「リチャード三世」「ハムレット」など上演してきました。
そんな弦巻楽団が3月29日から上演するのは、「ブルータス、お前もか」のセリフで有名な「ジュリアス・シーザー」。会場は昨年10月にオープンしたばかりの札幌市民交流プラザ1FのSCARTSコートです。
公演は3月29日からですが、24日~28日は一般公開制作が行われています。公演準備や美術の作成、稽古の模様を観られるだけでなく、劇中活躍する美術や小道具を、飛び入りで一緒に作成することもできます。注目の企画です!
公演情報 弦巻楽団#32 わたしたちの街の『ジュリアス・シーザー』
今春はゴルフもシェイクスピア!?
札幌のお隣の石狩市には、「シェイクスピアカントリークラブ」というゴルフ場が存在します。ホームページには、「シェイクスピア文学の薫り漂うゴルフ場」と紹介されています。
各コースの名前もシェイクスピア作品の名前からとられています。「マクベス」という名のコースでプレイしてみたいかも…。
2019年は4月13日にオープンされますので、興味のある方はぜひ行ってみては!
2019年はシェイクスピアに触れられる年になりそうです!少なくとも1作は観たいところ。