今秋の札幌演劇を賑わせたTGR(Theater Go Round)の授賞式が本日19:00より開催され、大賞を含めた各受賞作品が発表されました。
このページでは、受賞作品をいち早くご紹介します!
大賞
世界エイズデーシアター『TEA FOR TWO 〜二人でお茶を〜』
見事大賞に輝いたのは、世界エイズデー札幌実行委員会による、世界エイズデーシアター「TEA FOR TWO ~二人でお茶を~」に決定しました。おめでとうございます!!
世界エイズデー札幌実行委員会は、エイズのまん延防止やHIV感染者・エイズ患者の差別や偏見の解消を目的とした様々な啓発事業を行っています。初日を迎える前に前売券完売となり、大きな話題となりました。
受賞した世界エイズデー札幌実行委員会には賞金20万円と翌年再演の制作費として30万円、翌年の札幌劇場祭参加権が贈呈されます。
優秀賞
・空宙空地『轟音、つぶやくよう うたう、うたう彼女は』
・劇団こふく劇場 第15回公演『ただいま』
優秀賞に選ばれたのは、道外からの2作品。愛知県名古屋市を拠点とする空宙空地と、宮崎県で活動する劇団こふく劇場です。
どちらの作品も、研ぎ澄まされた俳優の演技と、「生きる」ということを強く考えさせられた脚本で、観客を魅了しました。今後も札幌をよろしくお願いします…!
新人賞
演劇家族スイートホーム『裸足でベーラン』
新人賞を受賞したのは、2016年9月に結成した演劇家族スイートホーム!「演劇家族」という名前は、稽古の中でも家族のようになんでも言い合える関係でありたいという意味があるそうです。おめでとうございます!
審査員賞
・RED KING CRAB 2018『ガラスの動物園 The Glass Menagerie』
・旅木演劇工房「丘の上の桜の木に」小島瑚乃美さん
俳優賞
・村上義典(世界エイズデーシアター『TEA FOR TWO 〜二人でお茶を〜』)
・木山正太(RED KIBG CRAB 2018『ガラスの動物園 The Glass Menagerie』)
昨年より設けられた俳優賞には、大賞作品である世界エイズデーシアターから村上義典さんと、劇団として初の既成脚本にチャレンジした木山正太(RED KING CRAB)さんが選ばれました!
オーディエンス賞
ホームラン王 ☆1700個
・トランク機械シアター「ねじまきロボットα 〜ねじまきロボットα~バクバク山のオバケ〜」
首位打者2017 ☆平均4.88
・人形劇団ぱぺっとグース「人形劇『舌きりすずめ』ほか」
オーディエンス賞とは、お客さんの5段階評価による審査で決まる賞のことです。☆の総数が多かったトランク機械シアターはホームラン王、平均評価数が高かった人形劇団ぱぺっとグースが首位打者に選ばれました。
まとめ
TGR2018は本日の授賞式を持ちまして幕が閉じました。受賞した各団体の皆さま、本当におめでとうございます。これからもますます札幌演劇を盛り上げていきましょう!
来月には札幌演劇シーズン2019-冬がスタートします。こちらもお楽しみに…!