スイスの演出家が札幌にやってくる!演出者協会主催の演技WS開催

日本演出家協会が主催する「国際演劇交流セミナー」が札幌で開催されます。海外で精力的に活動されている演出家を招いて開かれる全6日間のワークショップです。

テーマは「二次元を舞台化する」。全く新しいアイデアに触れる絶好の機会になるはずです。

「二次元を舞台化する」from スイス

 

タイトル国際演劇交流セミナー2018企画 スイス特集 in札幌
「二次元を舞台化する〜演劇的な置き換えのダイナミズム〜」
概 要カンパニーSTT作品、ドリアン・ロセル演出《Quartier lointain》原題『遥かな町へ 』(2009年初演)は昨年他界した日本人漫画家、谷口ジローの同名の漫画を元にしたもので、スイスのみならず国外でも大ヒット、2015年までロングツアーとなる。舞台化は最小限の台詞で、数百ページの原作漫画を俳優のコーラスで構成し、見事に成功している。Voyage a Tokyo『東京への旅』(2016年初演)は、小津映画の『東京物語』の舞台化。日本人俳優の笈田ヨシが出演し、昨年までツアーが行われた。本セミナーでは映画や二次元の漫画を題材に舞台を構築していく特有のパースペクティブに着眼し、その創作過程を体験する。
会 場扇谷記念スタジオ シアターZOO
日 時2018年9月1日(土)~9月6日(木)

1日(土)、2日(日)
14:00~20:00
※1日のみ14:00〜16:00 作品ビデオ上映会あり。

3日(月)~6日(木)
19:00~22:30

講 師ドリアン・ロセル 演出家
デルフィヌ・ランザ 共同演出家・俳優
定 員14名程度(全日程参加可能な方優先、応募多数の場合選考あり)
参加費6000円(日本演出者協会協会員4000円)
※1日の作品ビデオ上映会のみ参加は500円。
Web公式サイト
申 込「お名前(ふりがな)、電話番号、メールアドレス、年齢、略歴、ワークショップ参加or上映会のみ参加」をメール( jda.iad.info1@gmail.com )にてお申し込みください。

講師のお二人は、映画や漫画などの二次元を、三次元の舞台にする方法とその独特のアイデアでスイスのみならず世界中で活躍れています。

ドリアンさんが創立した「カンパニーSTT」は、演劇上演のために書かれた戯曲でないものを題材に上演しており、演劇ではないものを演劇にする際の「翻案」と「置き換え」を得意としています。

ワークショップのテーマに大きな関わりがなくとも、演劇人であるならば、海外の一線で活躍される演出家のアイデアを学べる機会を逃すわけにはいきません。ぜひ参加応募してみては。


札幌ワークショップを担当している、浦竜也(舞台芸術等企画団体 浦とうふ店)さん、前田透(劇団・木製ボイジャー14号)さんより、この記事を読んでいるみなさまへのコメントをいただきました。

私は今まで節目節目に素晴らしい演出家と出会い、演劇への取り組み方そのものを考える機会に恵まれてきました。たくさんの演劇人に出会い、たくさんの考え方を吸収する事で、新しい自分に出会えるのではないでしょうか。

今回はスイスから演出家を招き、海外の演劇について学べる非常に貴重な機会です。共に考え、新しい自分を見つけましょう。

 

浦竜也(舞台芸術等企画団体 浦とうふ店)

これまで、「演劇大学」や「近代戯曲研修セミナー」などの企画を演出者協会が手がけて来まして、その中でも近年力を注いでいるのがこの「国際演劇交流セミナー」です。海外の著名な演出家のアイデアに触れられる、ましてや、一般からの公募で参加ができる。しかも6日間。そんな機会は滅多にありません。

日々の稽古などから一度離れてみて、新しい世界を体験してみましょう。”ワークショップ”と、いうと、始めたばかりの方が多く参加するような印象がありますが、そうではない方。新しい一歩を踏み出すための機会に。ぜひ。

 

前田透(劇団・木製ボイジャー14号)

お問い合わせ

メール:jda.iad.info1@gmail.com 、電話:090-6477-9948(山上)