こんにちは、佐久間泉真(@playpray_joshua)です。
今回は、7月31日から行われる中文連演劇発表会の紹介です。若さ溢れる中学生にしか作れない演劇に、胸を打たれること間違いなし!
中文連演劇発表会とは
毎年夏に行われる、中学校演劇部の大会です。
札幌市教育文化会館 小ホールを会場に、10を超える札幌市内にある中学校演劇部が1時間のお芝居を上演します。最終日には審査結果も発表され、最優秀賞を受賞した2校は、秋に行われる全道大会への切符を手にします。
現在札幌で演劇活動をされている人の中にも中学演劇出身の方は少なくなく、中学生とは思えないほどのクオリティの高さに道内外から注目を浴びている大会です。
演劇シーズンも近づき、ますます盛り上がりを見せる札幌演劇ですが、熱いのは大人だけではありません。この夏、未来の札幌演劇を担う彼らの舞台を観に行ってはいかがでしょうか。
中学演劇部の稽古の様子
中学演劇の魅力を探るべく、東区にある市立札幌開成中等教育学校の演劇部のみなさんの稽古を見学させていただきました。
この日は中文連演劇発表会のための稽古と、学校祭公演のための稽古を並行して行っており大忙し。顧問の先生の指導にも熱が入ります。
12歳〜13歳の中学1年生から、15歳の中学3年生のみんなで力を合わせて、1つのお芝居を作り上げます。
脚本のテーマについて考え、役者の立ち位置について話し合い、実際に身体を動かす。一致したチームワークと個々で考える力が必要となってきます。
「今回の脚本のテーマは『普通を強制されるという悲しみ』です」と語る部員たち。人は誰しも個性を持っているという普遍的なテーマを、彼女たちならではの視点で表現していきます。
美しい蝶を表すダンス的な身体表現が見どころだそうです。
入りたての1年生に入部の理由を聞くと、「部活の雰囲気があったかくて、面白そうだった」と答えてくれました。「演劇部は家族」という考え方のもと、日々取り組んでいるようです。
部長の佐藤さんは「演劇部はみんな豊かな個性を持っているので楽しいです。自己主張が強くてまとめるのが大変な時もあるけれど、その個性が活きるように活動できたら一番良いと思っています。個性が強い演劇部員とつながることができ、演劇部に入ってよかったと思います」と話してくれました。
演技するということを、演劇をつくるということを、心から楽しんでいる様子の中学生たち。僕も活動の様子を見させていただき、たくさんの元気をいただきました。
「中学生である今しかできない舞台を、中文連で上演したいと思います。演劇が与えてくれる幸せをお客様にお裾分けできたら嬉しいです」と話してくれたのは、中学3年生の古屋さん。
大会までの残り1ヶ月で、どんな素敵な舞台が立ち上がるのか、楽しみです。
大会詳細
タイトル | 第32回 中文連演劇発表会 |
会 場 | 教育文化会館 小ホール |
日 時 | 7月31日(月) 10:20〜 開会式 11:30〜 西野中学校 12:40〜 中央中学校 13:50〜 啓明中学校 15:30〜 陵陽中学校 8月1日(火) 8月2日(水) |
料金 | 無料 |