【教文演フェス2017】短編演劇祭 出場団体を紹介!

札幌短編演劇の祭典、教文演フェス 短編演劇祭

道内外の団体がひとつところに集まり、20分間の演劇を披露。審査員と観客の投票によって札幌短編演劇界の王者を決める闘いが、今年も開催されます!

今回は先日行われた、公開台本審査会により8組の参加団体が決定しましたので、紹介します。

「教文演フェス 短編演劇祭」とは

札幌市教育文化会館が主催する、演劇の祭典「教文演劇フェスティバル」は毎年夏に開催され、演劇にまつわる様々なイベントが行われます。

演劇を観たことがない人でも気軽に楽しむことのできるワークショップや、道外からハイレベルな作品を招聘する「教文演劇セレクション」など豊富なプログラムが満載。

教文演劇フェスティバル

教文短編演劇祭2017

その企画の中の一つに、「教文短編演劇祭」があります。

こちらは、道内外の演劇団体が20分間のお芝居を持ち寄り、その面白さを競う短編演劇コンクールです。

短い時間で物語が完結するので、初心者でも気軽に楽しむことができるのが特徴です。

最近は道外の団体の存在も目立ち、2015年、2016年は劇作家協会東海支部のユニット東海連合が二冠。

今年は10周年ということで、テーマは「10」。

先日行われた公開台本審査会により、ついに今年の出場団体が決定しました。

ひとつずつ紹介していきます。作品の紹介は、公開台本審査会の審査員の講評が基となっています。

 

公開台本審査会

 


 

Aブロック

劇団ジプシー(札幌)

2002年に朝田敏之さんによって立ち上げられた札幌のアマチュア劇団。

元々は作品のために一回限りのユニットとして誕生しましたが、高い評価を受け、2回、3回…と公演を重ねていくたびに劇団化。このたび満を持して短編演劇祭に登場!

作品名は『エイエンノジュウ』。借金で首が回らなくなった風俗嬢と、その借金取りの話ですが、そのタイトルとの関連性も気になります!

ホームページ:http://whitedog414.wixsite.com/gypsy

 

げき工房えこボット(札幌)

エコロジーでエコノミーをモットーに、身近で、安く、小さな子供やお年寄りも安心して観れるお芝居を、どんな会場でも上演。

『えんとつとおつきさま』という小さいお子さまから大人まで楽しめる、絵本のような素敵な物語です。

2017年は6月にも公演がありますので、そちらもチェック!

げき工房えこボット「おはなし一人語り祭 2017」

 

イチニノ(茨城)

茨城を拠点に活動する演劇ユニット「イチニノ」が3年連続3回目の出場!

新潟の短編演劇祭でも上演したことのある問題作『誤差』という作品を上演します。男女の二人芝居、一体どんな芝居になるのでしょうか、必見です!

ホームページ:https://ichinino.jimdo.com

 

Gフランケン(札幌)

今回出場する団体の中で最も謎に包まれた団体です。

Gフランケンは、クラアク芸術堂の伊達昌俊さんのユニットです。演出は、今を時めく若手劇団きっとろんどんの井上悠介さん。

脚本を書いたのはクラアク芸術堂の小佐部明広さんで、台本審査の時点では1位通過。さて、どのような世界観なのでしょうか…。

 

Bブロック

おでん組(札幌)

テアトルアカデミーに所属する5人組のユニット。

2016年に旗揚げし、おでん組としての演劇作品はこの短編演劇祭で2本目になる予定です。

『ケジメ~青春に逃げ道なし』という俳優養成所のお話。夢と現実の狭間にゆれる若者のストーリーを、20分という限られた時間の中でどう見せるのか、楽しみです!

Twitter:@oden_theatre

 

星くずロンリネス(札幌)

短編演劇祭といえば「星くずロンリネス」。過去4回も出場し、2014年には優勝もしています。

今回の作品は、計算された笑いや巧みな仕掛けがある『言いにくいことは、、』という作品です。

過去2回の短編演劇祭は道外の団体が優勝したこともあり、「北海道の短編王者を!」という強い意気込みが見られます。乞うご期待!!

ホームページ:http://wavision.net/hoshikuzu

 

楽園王(東京)

2015年に短編演劇祭に出演したことのある東京の劇団。

劇団代表の長堀博士の新作『延長戦ガール』で挑みます。生・死、天国をテーマに少女の葛藤を描きます。

ホームページ:http://www.rakuenoh.tokyo/2017/2017.html

 

41×46 with Mike堂(函館・秋田)

函館を拠点に活動する「41×46」と、以前は函館で活躍し現在は秋田にいる工藤舞による個人ユニット「Mike堂」がタッグを組んで短編演劇祭に登場します。

コンカリーニョが主催し3月に行われた「北海道短編エンゲキ祭」でも好評だったユニットです。この夏の短編演劇も楽しみです!

 

 

以上、簡単にではありますが8団体を紹介させていただきました。新しい情報が入り次第、更新していきますので、よろしくお願いします。

教文短編演劇祭2017は、8団体がA・Bふたつのブロックに分かれ、8月12日(土)に予選を行い、13日(日)に決勝が行われます。

決勝では、Aブロック代表、Bブロック代表、ワイルドカード(予選各ブロックで惜しくも2位となった団体のうち、得票率の高い方が復活)、そして昨年優勝した「東海連合」の4チームが戦います。

 

まとめ

知っている劇団もそうでない劇団も、魅力的な団体ばかりで期待が高まります。

それぞれの詳細情報につきましては、各公式サイトをご覧ください。