北海道演劇宣伝美術の最高峰!らてるね賞2016の結果発表

2017年3月6日22時25分ごろ、らてるね賞の公式Facebookにてらてるね賞2016の審査結果が発表されました。

北海道演劇宣伝美術の最高峰は誰の手に…!

らてるね賞とは

らてるね賞とは、北海道演劇の宣伝のために作られたフライヤーの中から、美術的に優れたものを選ぶという、2012年より始まった賞のことです。

フライヤーはお客さんが作品の世界観に触れることができる、唯一の紙媒体と言っていいほど大切なものです。他団体公演の折込などで入手することができ、多くの観客にとって、チケットを買おうと思うきっかけの一つになるのではないでしょうか。

SNSが波及している時代だからこそ、紙質や画面を通さずしてみる役者の顔など、その必要性は高まっており、観劇の記念にフライヤーをコレクションしている人もいるようです。

 

ちなみに第一回の大賞は、教文13丁目笑劇場「キネマの怪人」のフライヤーを作成した、長尾修治さんに贈られました。

らてるね賞2016結果

2016年に上演された演劇作品のうち、今回は、大賞1名、優秀賞2名、審査員特別賞1名が選ばれました。

大賞

劇団アトリエ「蓑虫の動悸」

劇団パーソンズ「宇宙のはしっこ、はんぶんこ」

劇団マイペースを主宰されており、デザイナーとしても活躍される八十嶋悠介さんが2作品で大賞に受賞されました。他にも多数の良作品があったようです。今後の北海道演劇宣伝美術界でますます素晴らしい作品を作られるでしょう!

優秀賞

シアターZOO企画・劇のたまご「注文の多い料理店」

数々の演劇フライヤーのデザインを手がけながら、役者やプロデューサーとしても大活躍されている小島達子さんが優秀賞を受賞されました。小島さんが優秀賞を受賞されるのは、なんと今回で3回目。最有力大賞候補として来年も期待されています!

演劇集合体マキニウム「いい感じの戯夜」

演劇集合体マキニウムに所属役者、小島梨紗子さんも同じく優秀賞を受賞されました。

デザイン賞を受賞されるのは初めてということで、本人も驚きを隠せていない様子ですが、素敵なフライヤーをありがとうございました。

審査員特別賞

教育文化会館高校生演劇ワークショップ+発表公演「転校生」

女子高校生20名で上演した「転校生」のフライヤーをデザインした松浦シオリさんは、審査員特別賞での受賞となりました。古風でありながらもどこか現代的な女性を描く、一度見たら忘れられないインパクトが印象に残っています。おめでとうございます。

以上4名の方が、らてるね賞2016の受賞者となりました。本当におめでとうございます!

僕自身、個人的にフライヤーを見るのが大好きなので、こういった賞があるということをもっと多くの方々に知ってほしいと思いますし、もっと紙媒体の宣伝、フライヤーに多くの演劇人の注目が集まってほしいと考えています。

授賞式は3月24日(金)19:00から、シアターZOOにて行われます。受賞者には、賞状・賞金のほかに副賞として「らてるね(ランタン)」が授与されます。