第3回北海道戯曲賞 受賞者発表

北海道舞台塾が開催している第3回北海道戯曲賞の受賞者結果が発表されましたのでまとめます。

第3回北海道戯曲賞 結果

大 賞  なし

優秀賞  「Sの唄」藤原佳奈(東京都)・「海の五線譜」吉田小夏(東京都)

まさかの、2年連続の大賞なしという結果になりました。昨年も優秀賞2作品のみの受賞となり、審査員からは「積極的に大賞に推せる作品がないという残念な印象」という厳しい声もありましたが、今年も結果は変わらず。

さらに北海道戯曲賞という名前のわりに一次審査を通過したのも、北海道の作家はひとりのみ。一昨年に同戯曲賞のリーディング公演を観に行き、そこでは「北海道は開かれた土地だから、他地域の戯曲も評価される」と仰っていましたが、それにしても寂しい感じがします。

優秀賞に選出されたお二人はどちらも東京で劇団を主宰する女性作家。リーディング公演を3月に開催する予定です。

審査員をつとめたのは、昨年同様の長田育恵(演劇ユニットてがみ座主宰)、斎藤歩(公益財団法人北海道演劇財団 常務理事・芸術監督)、土田英生(MONO代表)、畑澤聖悟(劇団渡辺源四郎商店主宰)、前田司郎(五反田団主宰)の5名。最終審査の選評も後日掲載されるみたいです。

まとめ

受賞されたお二方、おめでとうございます。リーディング公演が楽しみです。

選評が出るまでなんとも言えませんが、今年も大賞が出なかった理由に注目が行きます。