2024年7月13日(土)からスタートする「札幌演劇シーズン2024」。今回から開催期間や上演作品数などがリニューアルされ、“面白さ保証付”の9作品がラインナップされました。
開幕1週間前の7月6日(土)、札幌市地下歩行空間(チ・カ・ホ)にて開催された恒例の「キックオフステージ」では、各団体によるパフォーマンスやクロストークなどが行われました。
本記事では、キックオフステージ当日の様子を写真つきでレポートしています!
オープニングはかでる2・7デリバリーコンサート
今年のキックオフステージは、札幌駅前通地下歩行空間北3条広場で12:00にスタート。オープニングは「木管五重奏団ウィンドアンサンブル・ポロゴトリオダンシュ」による演奏が披露されました。
有名やクラシックだけでなく、国民的アニメの主題歌やディズニー映画の曲などの演奏に、たくさんの人が足を止めます。
演奏後は、札幌演劇シーズン実行委員長の寺内達郎氏と、秋元克広札幌市長による挨拶がありました。
参加団体のパフォーマンスとクロストーク
これまでは夏と冬の年2回開催されていた札幌演劇シーズンですが、今年から夏のみに一本化し規模が拡大。参加団体数も9つと過去最大です。
キックオフステージの見どころは、各団体が互いの作品の魅力を探るクロストークと、一部の団体によるステージパフォーマンス。
クロストークは2部に分けられ、第1部には、札幌ハムプロジェクト、札幌座、あしり座、のと☆エレキが登壇。
初演や過去上演時のエピソードや、作品のストーリー、コンセプトなどが語られました。
札幌演劇シーズンは、過去に札幌で上演され好評を得た作品が選定され上演される「面白さ保証付き」がウリのイベント。
プログラムディレクターの斎藤歩氏は「演劇シーズンは、自分の趣味ではない作品もぜひ観ていただきたい。札幌の演劇の多様性や幅広さを楽しんでいただけたら」と語りました。
クロストーク第1部が終わると、再び団体のパフォーマンスで作品をPR。
リニューアルした今年の演劇シーズン、中でも注目されているのは、今回から新たに追加された「プログラムディレクターズチョイス」 によって選ばれた、おきなわ芸術文化の箱『9人の迷える沖縄人~after’72~』。
プログラムディレクターが「いま、札幌演劇シーズンでぜひ観てほしい一本」として選ばれており、「過去札幌で上演された作品の再演」という枠を飛び越えて上演されます。
キックオフステージでは、出演者や演出家・脚本家からのビデオメッセージがありました。
さらに、演劇シーズンの連携プログラムである「もえぎ色ワンダーランド in 札幌ドーム」によるパフォーマンスも披露され、チカホを歌と踊りで彩りました。
クロストーク第2部は、劇団fireworks、パスプア、劇のたまご、演劇家族スイートホームが登壇。
およそ4時間にわたって魅力が紹介された今年のキックオフステージ。
演劇ファンだけでなく、たまたま通りかかった市民や旅行者の方も足を止め、今年の演劇シーズンに期待を込めた拍手を持って幕を閉じました。
演劇シーズンはいよいよ来週7月13日から!
札幌演劇シーズン2024は、7月13日(土)〜8月31日(土)まで約1ヶ月半にわたって開催。期間中はほぼ毎日市内の劇場で演劇が上演されます。
好きな劇団はもちろん、観に行ったことがない劇団やジャンルの作品も、この機会にぜひお楽しみください。
チケット公表発売中。お得な通し券や、中高生は無料招待制度もありますので、詳しくは札幌演劇シーズン公式サイトをご確認ください。