優れた作品を発掘し、北海道演劇の活性化を図るために創設された「北海道戯曲賞」。今回で10回目を迎えるこの戯曲賞が、新たに応募作品の受付を始めました。
北海道戯曲賞の概要、応募資格、応募方法等についてご紹介します。
北海道戯曲賞とは
「北海道戯曲賞」は、全国に門戸を開き、次代を担う劇作家や優れた作品を発掘するとともに、道内外の作家が互いに競い合うことにより、北海道における演劇創作活動の活性化を図ることを目的としています。毎年、多くの作家がこの賞を目指して、自身の作品を応募します。
審査員は、昨年から引き続き、江本純子(毛皮族)、瀬戸山美咲(ミナモザ)、古川健(劇団チョコレートケーキ)、松井周(サンプル)の4名に、今年から新たに福原充則(ピチチ5)が加わりました。
応募資格・応募方法
応募者の資格は問われませんが、応募の条件にいくつか指定があります。
- 応募作品は1人1作品とし、日本語で書かれた戯曲とします。
- 著作権が作者本人にあるものとします。
- 既発表、既上演の作品についても応募可能とします。ただし、同時期に他の賞への重複応募や、過去に他の賞で受賞歴のある作品は応募できません。
- 北海道戯曲賞で大賞受賞歴のある作家は応募できません。
また、作品の形式にもいくつか指定があります。
- 書式はA4用紙とし、400字詰め原稿用紙に換算して200枚程度までとします。
- 作品原稿の表紙には「タイトル」のみ記入し、作品内に作者名は一切記載せず、2枚目以降に「登場人物」、「あらすじ」を記載してください。
- 原稿には必ず通し番号を記載してください。
- 他の作品から引用した場合は、その作品名、作者名及び引用箇所を作品の末尾に記載してください。
応募方法は、以下の通りです。
- 公式サイトより応募票をダウンロードして必要事項を記入。
- 応募票と作品原稿を一緒に郵送で送る。(書留郵便又は宅配便など配達記録が残る方法で送付してください。)
北海道からの応募は減少傾向
北海道戯曲賞の目的は、「道内外の作家が互いに競い合うことにより、北海道における演劇創作活動の活性化を図ること」です。昨年度(令和4年度)は全国から142作品、そのうち北海道からは9作品の応募がありました。公式サイトに掲載されているデータによると、北海道からの応募は毎年減少傾向にあります。
応募締め切りは2023年9月1日です。その他の詳しい応募条件、応募方法等は北海道文化財団の公式サイトよりご確認ください。
お問い合わせ
公益財団法人北海道文化財団(担当:市川)
TEL: 011-272-0501
FAX: 011-272-0400
Email: ichikawa-h@haf.jp