札幌で文化芸術活動に携わる人々は今、何をしていて、何に困っていて、何をしたいと考えているのか。まずはリアルな情報を集めることから始めます。
札幌を拠点に文化芸術活動を行なっている方を対象としたアンケート調査「札幌市文化芸術活動実態調査」が実施されます。
この調査は、新型コロナウイルスの影響も踏まえて、より効果的な短期・中長期の文化芸術施策を検討するためのものです。現場で活動している方のリアルな声が政策に反映されます。
札幌で演劇活動をされている方は全員対象のアンケートです。より良い文化芸術環境にしていくためにも、ぜひ回答しましょう。
この記事では、調査の概要と回答の仕方についてご紹介いたします。記事最後にはアンケート回答フォームも設置していますので、ご活用ください。
[toc]何のための調査か?
「札幌市文化芸術活動実態調査」の目的は、簡単に言うと、札幌で文化芸術活動をしている人の実態を把握することによって、今後の文化政策をより効果的にするためです。札幌市文化部と札幌文化芸術未来会議が議論を重ねて実現しました。
新型コロナウイルスによって多大な影響を受けている文化芸術業界。効果的な支援のためには、市民と行政の相互信頼関係や情報共有の仕組みが必要です。
今、文化芸術業界では何が起きているのか。何に困っていて、何が足りないのか。必要なもの、不必要なもの。現状に適した支援策のためには、まずはリアルな情報を集めるところから。
調査結果が活きるためには、とにかく沢山の回答数が必要です。札幌で文化芸術活動を行なっている方は、ぜひご回答ください。
アンケートの対象者は?
調査の対象は、札幌市に在住または札幌市を主な活動の場として、文化芸術活動を行なっている方です。
想定されている分野は、次の通りです。
- 文芸(小説、随筆、詩歌など)
- 音楽(クラシック、ロック、EDMなど)
- 美術(絵画、彫刻、写真など)
- 工芸(陶芸、木工など)
- 演劇(現代演劇、ミュージカル、人形劇など)
- 舞踊(バレエ、ストリート、ジャズなど)
- メディア芸術(映画、漫画、アニメなど)
- 伝統芸能(能、歌舞伎、漫才など)
- アイヌ文化(手芸、口承など)
- 生活文化(茶道、花道、将棋など)
- デザイン・建築・ファッション(イラスト、インテリア、Webデザインなど)
また、「文化芸術活動を行なっている」の定義は幅広く、俳優やミュージシャンなどの直接的な表現者だけでなく、制作やマネージャー、施設職員、サークル・ボランティアに参加している人なども、対象となっています。
「札幌で演劇活動に携わっている方」は、俳優も作家もスタッフも施設職員も、もれなく全員が対象です。 ぜひご回答ください!!
劇団や事務所などの団体は、「団体・事業者向け調査」もございます。こちらは代表の方1名がご回答ください。
アンケートへ回答する方法
アンケートへの回答方法は、「①オンライン回答(専用フォーム)」と「②調査票をダウンロード→印刷して手書きで回答」の2種類あります。
おすすめは①です。下の「回答する」ボタンを押すと専用フォームに移動します。個人が特定されることはございませんので、安心して回答することができます。
設問数は少なくありませんが、ほとんどの設問において、回答したくないものは無回答のまま進めることができます。リアルな実態を調査するために様々な種類の設問がありますので、回答したくないものはとばしてOKです。
回答期間は 2021年1月29日(金)〜2月16日(火)です。
個人向けアンケート
札幌で文化芸術活動を行なっている方は全員回答することができます(1人1回)。
団体・事業者向けアンケート
文化芸術活動を行う団体・事業者の代表者1名は、こちらもあわせて回答することができます。
札幌市が「現場のリアルを知りたい!」と主体的になって始まったアンケート調査です。
繰り返しになりますが、調査結果が活かされるためには、たくさんの回答数が必要です。札幌の文化芸術環境をより良くしていくために、リアルな声を届けましょう!