北海道文化財団による「舞台公演再開支援事業」の募集が始まりました。
この事業は、北海道で活動する舞台芸術団体・個人を対象に、感染拡大防止策を講じて初めて実施される舞台公演の経費を補助するというもの。
申請書類に必要事項を記入し、文化財団にメールまたは郵送で送ります。
申請締切は、2020年11月30日(必着)です。
どんな公演を申請できるの?
交付要綱によると、申請できる公演は、次の全てを満たしている必要があります。
- 2020年11月1日から2021年2月28日までに実施する公演
- ガイドライン等に基づく感染拡大防止策を実践して初めて開催
- 飲食を伴わない、観客を入れた有料公演
- 文化芸術活動の継続支援事業(文化庁)の第4次募集で申請していない
②の「初めて」というところがポイントで、申請できる団体は、コロナ禍においてまだ一度も公演を行っていない団体に限られます。
11月以前に既に公演を再開している団体は、申請することができません。
また、文化庁による継続支援事業(第4次募集)と重ねて申請することもできません(既に第3次募集で助成を受けている場合でも、4次募集と被らなければ問題ありません)。
札幌の演劇団体は申請できるか
現在、札幌で活動する多くの演劇団体・劇団は既に公演を行っています。演劇シーズンやTGRも規模は縮小されていますが、再開しています。
こちらの補助金は、「コロナ禍においてまだ一度も公演を行っていない」ことが条件となるため、札幌の劇団は申請できる団体は限られてくるでしょう。
果たしてこの支援事業でどれだけの劇団が「支援」されるのか疑問です。
これから2021年2月28日までに公演を再開したいと考えている団体は、ぜひ応募を検討してみてはいかがでしょうか。
再開支援事業について詳しく知りたい方、自分の公演が補助対象に含まれるのかを確かめたい方は、文化財団のホームページをご確認ください。
なお、申請方法は計画書や予算書を含む書類を数点用意し、これをメールまたは郵送で送る形になっております。
また、これと並行して、有料舞台公演を無料動画配信する際の収録経費を最大30万円補助する「レコサポ補助金」も実施しています。
こちらは、申請条件に「初めて」という表記はなく、既に公演を再開している団体も申請できるみたいです。動画配信を検討している方は申請してみてはいかがでしょうか。