北海道の文化芸術・エンターテイメント業界を守り、存続させていくことを目的として発足された「北海道ライブ・エンタテインメント連絡協議会」によるプロジェクト「北海道 STAGE AID プロジェクト」が始まっています。
このプロジェクトでは、北海道の文化芸術・エンタメ業界を担う人々を支援するための寄附金を募集しており、集まった寄附金は、アーティストたちの支援金として活用されます。
寄附の方法や寄附金の使い道について、現時点で決まっていることをまとめました。
北海道 STAGE AID プロジェクトとは
新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい状況が続いている文化芸術・エンターテイメント業界。演劇などの舞台芸術は、座席数の制限など、厳しいガイドラインに従うことが求められています。
しかし、客席を間引いた公演では、満席になったとしても十分なチケット売上は見込めず、活動存続のためにさらなる政策的議論の必要性が高まっています。
そこで北海道内のライブハウス・ライブバー・音響・照明・プロモーターなど約450の関連事業社、団体、 個人らによる「北海道ライブ・エンタテインメント連絡協議会」が発足し、文化芸術・エンタメ活動関係者の支援を目的とした「北海道 STAGE AID プロジェクト」が始まりました。
このプロジェクトは、TEAM NACSやサカナクションをはじめとする北海道出身の様々なアーティストがサポーターとして参加しており、北海道独自の文化芸術支援プロジェクトとして注目を浴びています。
参考
北海道ライブ・エンタテインメント連絡協議会公式サイト
参考
北海道 STAGE AID プロジェクト公式サイト
支援方法
現在(8月24日)利用できる支援方法は「ふるさと納税」です。ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
当プロジェクトでは、目標金額を1億円としており、現在は約414万円が寄付されています。
寄付は、こちらのサイトから行えます。
期日は2020年9月30日までです。
なお、道文化振興課への取材によると、クラウドファンディングによる支援第2弾がまもなく始まるとのことです(第1弾「ライブハウス支援」は7月16日に終了)。
参考
「北海道 STAGE AID プロジェクト」~文化芸術・エンタテインメント活動の再開を支援します~ふるさと納税サイト
寄附金の使い道
ふるさと納税支援ページ には、寄附金の使い道として、次のように書かれています。
北海道庁が取り組む施策
北海道庁では全国の皆様からいただいた寄附を活用し、
・舞台公演の再開支援
・舞台公演動画などによる情報発信支援
・新しい形で開催するライブイベントの支援 など「北海道の宝・文化芸術の灯りを消さない」をキャッチフレーズに、道内の文化芸術・エンタテインメント活動の支援にしっかりと取り組んでまいります。多くの皆様のご寄附をお願いいたします。
予算や要綱など詳しいことは未定とのことですが、支援金はアーティストたちへの活動支援金として交付されると推測されます。
道内のアーティストに直接的な支援を
「北海道 STAGE AID プロジェクト」は、道内で活動する文化芸術・エンターテイメント事業者への直接的な支援につながります。
北海道知事の鈴木直道氏は、支援ページにおいて「文化・芸術は、人々の心を癒やし、あるいは勇気づけ、暮らしに安らぎと豊かさをもたらすもの」と述べています。
人々の生活になくてはならない文化芸術・エンターテイメントを存続させていくために、さらなる支援が期待されます。
北海道環境生活部文化局文化振興課
※受付時間:平日8:45~17:30
電話番号:011-204-5215
FAX番号:011-232-8695
メールアドレス:kansei.bunka#pref.hokkaido.lg.jp
(送信の際は「#」を「@」に変えてください)