「札幌演劇シーズン2020-夏」規模縮小で開催決定!各劇団の反応は

2020年6月8日、札幌演劇シーズン実行委員会は「2020-夏」の開催について、客席数を減らすなど規模を縮小して開催することを発表しました。

日程は2020年8月1日(土)~8月22日(土)。コンカリーニョ、BLOCH、かでるホールの市内3劇場での開催です。

演劇シーズンの使命

新型コロナウイルス感染症の影響で市内各地の多くのイベントが中止・延期となる中、札幌演劇シーズン実行委員会は関係機関、参加劇団・劇場と数々の議論を重ねてきました。

公式サイトには有事における文化芸術活動について、次のような見解が書かれていました。

「長期化するであろうウイルスへの対応をふまえつつ、いかに演劇活動の継続・維持の一助となるか、また、こういう時だからこそ必要とされる文化・芸術活動を、どう再開していくか、を摸索することも、札幌演劇シーズンの新たな課題であり、重要な使命である」

札幌演劇シーズン公式サイト

できる限りの対策をとり、安全・安心の観劇環境を整えながら、札幌で作られた名作を上演し続けるとのことです。

どのくらい規模が縮小されるか

「規模を縮小し開催」ということですが、具体的には一体どのような変化があるのでしょうか。

公式サイトには、次の6点が書かれています。

  1. 感染拡大防止のためのガイドラインづくり(マスク着用、手指消毒など)
  2. 座席数の削減
  3. 参加劇団は3劇団(当初は4劇団)
  4. 公演期間を1週間短縮(8月1日(土)~22日(土))
  5. リピーター割引(当日券扱い)と中高生無料招待の中止
  6. チカホでのキックオフイベントの中止

詳細については、7月上旬頃、公式サイトにて発表されるということです。

劇団パーソンズの参加辞退

当初参加予定だった劇団パーソンズは、参加辞退となりました。

辞退の理由について、劇団代表の畠山由貴さんからのコメントが公式サイトに掲載されています。

座組み内・劇団内で何度も話し合いを重ね、なんとか安全な状態で公演を行うことができないか検討致しましたが、現段階では作品を提供する側の私達、そして見に来てくださるお客さま全員が少しも不安を抱えずに劇場に居ることは困難だと判断致しました。

さらに続けて、参加を決断した団体に対する思いも綴られています。

しかし、この決断は当然ながら演劇シーズンに参加する他団体、また同時期に公演を行う団体を否定するものではございません。
私達が悩んで悩んで悩み抜いて答えを出したように、どの団体も同じく大きな葛藤の中で公演を打つと決めたはずです。
そしてそれは、演劇を含めた全ての文化に火を灯し続ける為に、未来を見据えて前進していこうという強い意志を持った決断だと思います。

劇団パーソンズはシーズン初参加だったこともあり、参加を発表した2019年8月には多くの期待の声が寄せられていました。今回はやむを得ず上演できませんが、2021年以降に再演を検討しているとのことですので、情報を待ちたいと思います!

上演日程と特別プログラム

レパートリー作品
yhs「ヘリクツイレブン」
8月1日(土)~8月8日(土)
会場:コンカリーニョ

劇団怪獣無法地帯「ねお里見八犬伝」
8月12日(水)~18日(火)
会場:コンカリーニョ

札幌座「フレップの花、咲く頃に」
8月15日(土)~22日(土)
会場:かでるホール

特別プログラム
シアターZOOプロデュース「ぐりぐりグリム~長靴をはいた猫」
7月23日(木・祝)~27日(月)
会場:シアターZOO

親子向けの特別プログラムとして、シアターZOOでも公演が行われます。さらに、この作品と連携した小学生向けワークショップ(2021年冬に発表公演)も予定されています。

参加劇団・劇場から、SNSでのコメント

yhs代表・南参さん

劇団怪獣無法地帯

シアターZOO

劇団パーソンズ

かでる2・7


札幌演劇シーズン2020-夏の情報について、今後も随時ご紹介していきます。創り手の内外からさまざまな意見があるかと思いますが、d-SAPは実行委員会の決断を応援したいと思います。

参加を辞退された劇団パーソンズの再演の情報も、楽しみにしております!


参考
公式サイト札幌演劇シーズン