【3団体ブログリレー】yhs「ラッキー・アンハッピー」|教文演フェス2018連携企画

教文演フェス「グランド・チャンピオン・ステージ」の振替公演はいよいよ今週金曜日です。みなさんチケットはお買い求めになられたでしょうか。

d-SAPでは参加3団体のブログリレー企画を実施しています!稽古の裏側やこのイベントにかける思いなど、それぞれの団体の方にブログを書いていただきました。

ラストは、yhsの南参さんです!

第一弾 【3団体ブログリレー】星くずロンリネス「キンチョーム」|教文演フェス2018連携企画

第二弾 【3団体ブログリレー】怪獣+3ペェ団「わらう花」|教文演フェス2018連携企画

関連 【振替公演】マイナスをプラスに変えていく|教文演フェス2018連携企画

稽古の様子

とにかく時間も体力も無い中、必死です!5年前の初演時でもヒイヒイ言ってたので、アラフォーのプレイヤーたちにはかなり厳しい稽古!寒いなんて言ってられません。むしろ稽古場暑い!熱い!そしてしんどい!

リハーサルまで大ホールに立てないし、大ホールに立ったことのある人間も少ないのですが、出来るだけそれをイメージして動きなどを考えています。

 

振替公演にかける思い

当初は別の演目を、今年入った新人たちメインで上演するつもりでした。yhsメンバーとしての初舞台が教文小ホールで、しかも前売完売の満席状態で迎えられるなんて贅沢な……と思ってたらまさかの大地震。そしてブラックアウト。まさに一寸先は闇でした。

地震の影響が少しずつ薄れてきて復旧も進み始めた頃、実行委員会から「なんとか振替公演を行いたい」という連絡がありました。いくつかの候補日を提示してもらったのですが、スケジュール的にかなりきついものでしたので、正直悩みました。しかし、イベントスタッフの必死の頑張りを地震前から見ていたので、無理を押して参加を決断しました。

今回は演目を変えて、新人だけでなくyhs一丸となって挑みます。演出も今回の地震を意識したものにしたいと思っています。

 

作品のあらすじ・みどころ

物語はサバイバルレースの様子から始まります。レースが終わり、にぎやかな優勝の様子が一転し、突如現れた医師に、主人公たちは命を生かすか絶つかのシビアな選択を強いられます。観客の皆さんには、その苦悩と決断をハラハラしながら見守ってもらいたいと思います。

yhsの作品では珍しくダンスシーンもあり、短編ではありますがもっとも動きの激しい作品です。大ホールという大きな舞台をガンガン動き回りたいと思います!

そして、今回はキャスティングも一新されます。過去2回上演した時とはそういった意味でもまた雰囲気が変わると思うので以前ご覧になった方も楽しみにしててください。

 

「劇団怪獣無法地帯+3ペェ団札幌」からもらった質問の答え

コメディから社会派、コント、シリアスなど多岐にわたる創作活動をされているyhsさん(初期の頃に拝見したコントでの「悪魔の爪食べ」というワードが忘れられません。閑話休題)ですが、ぶっちゃけウチのこと、どう思ってます?

どうって……また難しい質問を。何というか……「駄菓子の王様」って感じですかね。

身体にいいわけじゃないし、グルメを唸らせるほどの複雑な味でもないし、でもなんか、あったら美味しいからつい食べちゃうみたいな。そんな感じの芝居を作ってるイメージです。

その時々で作・演出も変わるので、毎回テイストも違うはずなんですけど、やっぱり集団としての芝居の向き合い方とかがにじみ出てくるんでしょうね。気負いすぎず、かといって手を抜かずに飄々と活動している印象はあります。芝居への向き合い方は本当に尊敬します。台本早いし。

そして、中核となる伊藤しょうこさん、棚田満さん、長流3平さんたちはみなさん正直ですよね。素直。ひねくれてない。だから、そういう人たちが集まるんだろうなあと思います。で、集まって酒盛りって感じですよね。

役者さんたちの演技も、ギラギラ、オラオラしてる感じはなくて、かと言って自信なさげなわけでもなく……丁度いいんです。見てて恥ずかしくならない。安心感があるんです。でも……3平さんだけは安心できないんですけどね。シシトウみたいな。毎回、辛い奴なのか辛くない奴なのか全然判断つかない。飲み込むまで安心できない。見てる側は毎回博打みたいな心境ですよ。「ちゃっかり八兵衛」で稽古してた時も毎回違うことするから「落ち着いてください」ていうダメ出ししましたからね。

そんなこと全てひっくるめて、愛すべき劇団だと思っております。

 

記事を読んでいる人へのメッセージ

教文演劇フェスティバル・短編演劇祭10周年を記念したこのイベント、短編劇のマエストロたちが一堂に会します。普段は小劇場をメインに活動している私たちにとっては、かつてない大舞台です。

大地震の辛い記憶を吹き飛ばす、景気のいいイベントにすべく頑張ります!

みなさん、教文大ホールでお会いしましょう!

 


参考
教文演劇フェスティバル2018公式サイト

チケット情報

【前売】2,500円(当日3,000円)
※教文ホールメイトは500円引き

【高校生以下】 1,000円(当日も同料金)
※2階席のみ、教文プレイガイド取扱い

【チケット取扱】
・教文プレイガイド:011-271-3355
・大丸プレイガイド:011-221-3900
・ローソンチケット:0570-084-001(Lコード12328)

お問い合わせ

札幌市教育文化会館事業課(第二・第四月曜休)
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