d-SAPhttps://d-sap.com札幌演劇情報サイトFri, 14 Nov 2025 06:40:46 +0000jahourly1https://d-sap.com/wp-content/uploads/2017/01/cropped-logo-32x32.pngd-SAPhttps://d-sap.com3232 EPADが「舞台芸術アーカイブ講座2025」を開講! 現場ですぐ役立つ記録・保存のスキルを学ぶhttps://d-sap.com/17202/https://d-sap.com/17202/#respondFri, 14 Nov 2025 06:37:11 +0000https://d-sap.com/?p=17202

一般社団法人EPADは、2025年12月より「舞台芸術アーカイブ講座2025~現場ですぐ役立つ、記録保存のスキル~」を開講します。本講座は、舞台芸術の創作やマネジメントに日々携わる実務者が、自身の活動や目的に合わせた形で ... ]]>

一般社団法人EPADは、2025年12月より「舞台芸術アーカイブ講座2025~現場ですぐ役立つ、記録保存のスキル~」を開講します。本講座は、舞台芸術の創作やマネジメントに日々携わる実務者が、自身の活動や目的に合わせた形でアーカイブを構築し、運用できるようにすることを目指して設計されています。

リアルタイムのオンライン講座に加え、オンデマンド配信も用意されているため、全国どこからでも、自分のスケジュールに合わせて学ぶことができます。

現場の活動で積極的に活用できるような内容となるよう、全7つの講座が実施されます。

講座の構成と内容

講座は「基礎」「実践Ⅰ」「実践Ⅱ」の3つのステップで構成され、計7つのセッションが予定されています。

1.基礎:アーカイブの視点と言葉を知る アーカイブ化に必要な知識を習得するための講座です。

  • 1-1 舞台芸術アーカイブのいま(12月15日開催)
  • 1-2 権利処理入門(12月19日開催)
  • 1-3 おさえておきたい基礎知識(12月22日開催)

2.実践Ⅰ:現場で役立つ記録のスキル 制作段階で必須となる記録のノウハウを学ぶ実践的な講座です。

  • 2-1 公演記録のノウハウ~制作編~(1月19日開催)
  • 2-2 プロセスの記録(1月26日開催)

3.実践Ⅱ:未来に役立つ活用のスキル 記録物を将来に活かすためのスキルを習得する講座です。

  • 3-1 公演記録のノウハウ~記録映像編~(2月2日開催)
  • 3-2 レッツ資料整理!(2月9日開催)

講師陣には、ライデン大学客員研究員の志村聖子氏、弁護士の福井健策氏、範宙遊泳プロデューサーの坂本もも氏、劇作家・演出家の山本卓卓氏など、多岐にわたる分野の専門家が登壇します。

受講形式と申込み詳細

本講座は「リアルタイム受講(オンライン)」と「オンデマンド視聴」の2つの形式からお選びいただけます。

リアルタイム講座(オンライン)

オンライン上にリアルタイムで集まって受講する形式です。講座動画視聴後には、講師への質疑応答タイムが設けられます。全講座の視聴とアンケートへの回答をもって修了証が授与されます。

  • 日程: 2025年12月15日(月)から2026年2月9日(月)までの指定日。いずれも19:00~20:30開催。
  • 申込み締切: 12月7日(日)
  • 受講料(税込): 一般 8,000円 / U25 5,000円

オンデマンド講座

講座は「基礎」「実践Ⅰ」「実践Ⅱ」の3つのパッケージごとに配信されます。

  • 動画視聴料(税込): 各パッケージ 3,000円。
  • 申込み期間:
    • 「1.基礎」:2026年1月23日(金)〜
    • 「2.実践Ⅰ」「 3.実践Ⅱ」:2026年2月13日(金)〜
  • 申込み終了: 2026年3月15日(日)23:59予定
お問い合わせ

舞台芸術アーカイブ講座 問合わせ窓口

dounuts.info@epad.terrada.co.jp

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https://d-sap.com/17202/feed/0
【上映情報】『女子高戦記』パイロット版 お披露目上映&トークイベント開催(11/20, 22)https://d-sap.com/17191/https://d-sap.com/17191/#respondThu, 13 Nov 2025 01:57:13 +0000https://d-sap.com/?p=17191

11/20(木)19:00〜20:30 (開場:18:30) 11/22(土)15:00〜17:00 (開場:14:30) 11/22(土)18:30〜20:30 (開場:18:00) 札幌国際交流館/リフレサッポロ 1 ... ]]>

映画『女子高戦記』のパイロット版完成を記念し、お披露目上映会とトークイベントが開催されます。

当日は、『女子高戦記』(25分)に加え、長沼里奈監督による日本・タイ国際共同製作作品『Afterglow』(30分)も特別同時上映。上映後には監督や出演者によるトークセッションも予定されており、制作の裏側や作品に込めた想いを直接聞くことができる貴重な機会となっています。

札幌発の新しい映像作品の誕生を、ぜひスクリーンで目撃してください。

プログラム

  1. 『女子高戦記』上映(25分)
  2. 日タイ国際共同製作『Afterglow』上映(監督:長沼里奈/30分)
  3. 監督・出演者によるトークセッション

上映スケジュール

11/20(木)19:00〜20:30 (開場:18:30)

11/22(土)15:00〜17:00 (開場:14:30)

11/22(土)18:30〜20:30 (開場:18:00)

会場

札幌国際交流館/リフレサッポロ 1F ライラックホール(札幌市白石区本通16丁目南4-26)

  • アクセス: 地下鉄東西線「南郷18丁目駅」2番出口から徒歩9分
  • 駐車場: 85台(無料)※混雑状況によっては駐車できない場合がございます。あらかじめご了承ください。

料金

  • 一般: 前売 2,000円 / 当日 2,300円
  • 学生: 前売 1,300円 / 当日 1,500円
  • 小学生以下: 無料

ご予約・お申し込み

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お問い合わせ
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【参加者募集】ゆうめい「養生」関連事業 hitaru劇評入門 「観る」「語る」「書く」で深める演劇体験https://d-sap.com/17149/Sat, 04 Oct 2025 08:26:45 +0000https://d-sap.com/?p=17149

劇評とは、公演を観て、感じたことや考えたことを、自分の言葉で表現し、文章に書いたものです。「なぜ面白かったのか」「どこに心が動いたのか」といった感覚を劇評で言葉にすることで、自分の感じ方や考え方をあらためて見つめ直すこと ... ]]>

演劇を観たあと、「劇評(げきひょう)」という形で考えたことを言葉にしてみませんか?

12月6日(土)、7日(日)にクリエイティブスタジオで上演する、ゆうめい「養生」をテーマに、より深く、より身近に演劇について考えるための「劇評」を書いてみる全3回のプログラムを開催いたします。
演劇初心者の方も、劇評に興味のある方も、ぜひご参加ください!

劇評とは?

劇評とは、公演を観て、感じたことや考えたことを、自分の言葉で表現し、文章に書いたものです。
「なぜ面白かったのか」「どこに心が動いたのか」といった感覚を劇評で言葉にすることで、自分の感じ方や考え方をあらためて見つめ直すことができます。また、劇評を読むことで、ほかの人の見方に触れ、作品の世界がさらに広がるかもしれません。
たった一度きりの鑑賞体験──二度と同じ上演はない演劇を、言葉で記録し、記憶にとどめるための大切な手段でもある「劇評」の可能性を一緒に探ってみませんか。

開催概要

基礎編・実践編[全2回]

「劇評」の読み方・書き方を学び参加者同士で考察を共有します。
参加費:3,000円(税込)2講座セット

講座①『基礎編』観劇前レクチャー
日時:2025年11月30日(日) 14:00~16:00[開場 13:30]
会場:控室401(札幌市民交流プラザ4階)


講座②『実践編』観劇後ワークショップ
日時:2025年12月7日(日) 16:30~18:00[開場 16:00]
会場:中練習室1(札幌市民交流プラザ3階)


◎基礎編・実践編参加の方は、各自で12月6日(土)、7日(日)ゆうめい「養生」公演を必ずご鑑賞ください。なお、「養生」公演の鑑賞チケットはご自身で別途ご購入ください。
◎必ず11月30日(日)、12月7日(日)の2日間ご参加ください。
◎12月8日(月)特別レクチャー編へのご参加は自由です。参加を希望される場合は、別途チケットをご購入ください

講師

丹治 泰人(たんじ やすと)

演出家、演出進行、SPM 代表。1984年生まれ。北海道札幌市出身。俳優から劇作家、演出家、音響や大道具などを経験し、近年は演出助手、演出進行として活動。演出助手チーム『SPM(Stage Processing Mom)』代表。これまでに演出助手として携わった主な作品として、ミュージカル『テニスの王子様 4thシーズン』、『ワールドトリガー the Stage』、舞台『炎炎ノ消防隊』、舞台『東京リベンジャーズ』ほか多数。

特別レクチャー編

演劇ジャーナリストが考える劇評の役割や書き方を紹介します。
参加費:一般 2,000円/U25 1,000円(全席自由・税込)

日時:2025年12月8日(月) 19:00~21:00[開場 18:30]
会場:クリエイティブスタジオ(札幌市民交流プラザ3階)


◎特別レクチャー編は、12月6日(土)、7日(日)ゆうめい「養生」公演を鑑賞されたうえで参加いただくことで、より楽しめる内容となっております。
◎11月30日(日)、12月7日(日)基礎編・実践編への参加の有無にかかわらず、どなたでもおたのしみいただけます。
※U25…2000年以降にお生まれの方(未就学児を除く)であれば学生に限らずご購入いただけます(オンライン購入可)。ご来場時に生年を証明できるものを確認させていただく場合があります。生年を証明できない場合は、一般料金との差額をお支払いいただく場合がございます。

講師

徳永 京子(とくなが きょうこ)

演劇ジャーナリスト。東京芸術劇場企画運営委員。せんがわ劇場演劇コンクールアドバイザー。読売演劇大賞選考委員。ローチケの小劇場応援サイト『演劇最強論-ing』運営。著者『我らに光を』『演劇最強論』『「演劇の街」をつくった男』。

お申し込み

チケットのご購入はイベントページからお願いいたします。

お問い合わせ

札幌市民交流プラザ 劇場事業課 TEL 011-271-1950 (9:00-17:00、休館日を除く)

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げき工房えこボット 出演者募集ワークショップhttps://d-sap.com/17143/Wed, 24 Sep 2025 12:33:59 +0000https://d-sap.com/?p=17143

2025年11月3日(月/祝)13時30分〜16時30分(13時より受付開始) ちえりあ あそびの森(札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10) 元木芳実神山元気かみやまかなこわたなべふみか 一律2000円]]>

2026年度の舞台に出演者してくれるかたを募集します。
未経験でも、経験者でも、大人もこどももOK。台本が一人で読めれば、年齢性別国籍不問。
えこボットでは、お客様のすぐ目の前で、照明は使わず自然光(時には野外)で上演を行ってきました。(いわゆる普通の劇場での公演も時々)
基礎を身に付け、個性を伸ばし、舞台に立ちましょう。
募集締め切りは10月31日(金)

日時

2025年11月3日(月/祝)13時30分〜16時30分(13時より受付開始)

会場

ちえりあ あそびの森(札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10)

スタッフ

元木芳実
神山元気
かみやまかなこ
わたなべふみか

参加料

一律2000円

お問い合わせ

09013873797

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【インタビュー】冨樫美羽さん|宮沢賢治の世界観とアートが融合!わらび座『真昼の星めぐり』the Musicalが札幌にhttps://d-sap.com/17075/Mon, 08 Sep 2025 01:16:46 +0000https://d-sap.com/?p=17075

2025年10月4日(土)、札幌市教育文化会館大ホールで上演される劇団わらび座のミュージカル「イーハトーブシアター『真昼の星めぐり』the Musical」。宮沢賢治の幻想的な世界観、ヘラルボニーによるアート、さらには観 ... ]]>

2025年10月4日(土)、札幌市教育文化会館大ホールで上演される劇団わらび座のミュージカル「イーハトーブシアター『真昼の星めぐり』the Musical」。宮沢賢治の幻想的な世界観、ヘラルボニーによるアート、さらには観客自身が共に舞台をつくる没入型演出が織りなす、新感覚の舞台体験です。

今回は、主人公の一人・青木めぐる役を演じる札幌出身の俳優、冨樫美羽さんに、作品の魅力や札幌公演への特別な思い、そして劇団わらび座の活動について詳しくお話を伺いました。

(聞き手=佐久間泉真)

左=冨樫美羽さん

冨樫 美羽(とがし みわ)

札幌出身。小学6年生の時に演劇ワークショップに参加したことをきっかけに演劇を始める。札幌の高校卒業後、わらび座養成所に入所し、2年間の研究生期間を経て劇団員となる。「真昼の星めぐり the Musical」では、主人公の一人・青木めぐるを演じる。

わらび座

1951年秋田県仙北市で創立。民族伝統をベースに現代を描く劇団として、年間約600回の全国公演や海外公演を展開している。修学旅行生の受け入れ先としても人気を博しており、毎年約150校2万人の子どもたちが拠点である「あきた芸術村」を訪れ、ソーラン節や農作業体験などを提供している。

宮沢賢治の世界観と最先端アートの融合

ー このたび札幌で上演されるミュージカル『真昼の星めぐり』はどのような作品ですか。

この作品は、宮沢賢治の複数の童話を題材にしたミュージカルです。主人公は、優等生・冴島あおいと、本音を隠して生きる青木めぐるという、それぞれに悩みを抱える2人の女子高生。ふとしたことから現れたドラネコに導かれ、「イーハトーブ」と呼ばれる宮沢賢治の理想郷へ旅立ちます。

旅の過程で、『やまなし』『虔十公園林』『どんぐりと山猫』など賢治の童話世界を巡りながら、お互いの悩みを打ち明け、大人になるにつれて無くしてしまった「大切なもの」を探す100分です。

ー チラシやホームページで特に印象的なのが、ヘラルボニーとの共同制作ですね。

そうなんです。ヘラルボニーさんは、岩手県に拠点を置き、障害のあるアーティストの方々の作品を商品化し、その可能性を世界に発信している企業です。近年ではカンヌライオンズでのゴールド受賞など、国内外で大きな注目を集めています。

舞台では、そうしたアーティストの方の作品が衣装や舞台美術に使われていたり、チラシにも使われていた工藤みどりさんの作品が、舞台の大きな背面美術として登場しています。

ー さらに、「光るボール」の演出についても教えてください。

これは私たちにとってもなかなか大変な装置です(笑)。劇場の全座席に光るボールが設置され、お客様はそれをハグしながら鑑賞します。

さらに舞台上にも同じボールがあって、シーンごとに色が変わる仕掛けが……。観客と舞台が連動して光り、劇場全体が「イーハトーブ」になっちゃうんです。すごく幻想的で、観ている人からも「まるで自分が舞台の一部になったみたい」といった声をいただいています。

物語の世界観を感じる、賢治の言葉

ー 冨樫さんが演じる青木めぐるはどのような人物ですか。

私の演じる青木めぐるは、とにかく明るくて天真爛漫な女の子です。でも、学校生活では「いじられる」ことで、その場にいるために本当に好きなものを隠さなきゃいけなかったり、自分を壊したりしてしまう複雑な一面もあって……。そうした「自分を押し殺す感覚」って、きっと今の子どもたちにも共感できる部分だと思いますし、私自身も似た気持ちになることがあります。

そんなめぐるが、不思議なイーハトーブの世界で、今まで出会ったことのない人たちや景色に出会い、夢中になる姿を通して、彼女自身が大きく変わっていく様子を大切に演じています。

ー 宮沢賢治の作品を題材にされていますが、冨樫さんご自身にとって、賢治作品はどのような存在ですか

実は、私にとって賢治作品に関わるのは今回が初めてで、最初は正直どう理解するべきか戸惑いがありました。そんな話を岩手出身の後輩にした時に「理解するというよりも、物語の世界観を感じる、に近いかな」と言われて、ハッとしたんです。それをきっかけに読むと、賢治の言葉が少しずつ心に響いてくる感覚がありました。

ー 特に注目してほしいシーンはありますか。

めぐるが、杉を植える少年・虔十に出会い、彼の生き方に感銘を受けるシーンがあります。そこには、7分間のソロナンバーがあって、私にとってもすごく大切な場面です。ぜひ注目して観てもらえたら嬉しいです!

ー 7分間のソロナンバー、楽しみです。印象的だった稽古中のエピソードはありますか。

演出家の鈴木ひがしさんから、「歌うな」と繰り返し指導を受けました。7分間ずっと歌っているシーンなのに、「もっと歌わないで」と。歌うのではなく、自分の思いを語って具体的に伝えていくんだと。

なかなか苦戦したのですが、演出家から「そこで出会う今まで見たことないような人たちに、めぐるは夢中になっているんだ」という言葉をもらい、それがとても印象的でした。非現実の中にいるからこそ吐ける言葉があったり、内面の変化があることを意識して演じています。

札幌凱旋公演への特別な思い

ー 冨樫さんは高校卒業後、わらび座の養成所に入所されました。札幌に残って演劇を続けるという選択肢もあった中で、わらび座を選んだのはどのような思いからだったのでしょうか。

高校3年のとき、大学のオープンキャンパスにも行ってみたんですけど、どこも「なんか違うな」と感じてしまって。とりあえず「大学には行かない」ってだけを決めてフラフラしていた時に、たまたま芸術鑑賞でわらび座の公演を観たんです。

その時は入団しようとまでは思わなかったのですが、親から「ここなら安心して送り出せる」と言われて。父には「ここで腹を括らなかったら、一生何も決められない」と言われ、2年間は頑張ってみようと思って入団しました。

ミュージカル「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アキタ」 (2023年)

ー 研究生としての2年間はいかがでしたか。

歌や演技はもちろん、民族舞踊やジャズダンス、笛や太鼓、さらには田植えの実習まで、本当に幅広いことを学びます。最初は「なんでこんなことまで?」と思いましたけど、秋田に根ざした劇団だからこそ、地域を盛り上げたいという精神を自然と身につけられる場所なんだと実感しました。

ミュージカル「ジャングル大帝レオ」 (2024年)

さらに、毎年たくさんの修学旅行生を受け入れて、舞台を観てもらった後に役者がワークショップを開くんです。子どもたちと一緒に踊ったり話したりする中で、「舞台をつくる私たちは、人として、社会的にどうあるべきか」をすごく考えさせられました。

子どもたちはとても正直だから、役者が“人としての芯”を持っていないと伝わらないんですね。孤独を抱えていたり、わざと反発して大人を試すような子もいる中で、どう寄り添って、どうしたら日常に一つでも大切なものを持ち帰ってもらえるか。その経験が私にとって、わらび座で学んだ大きな財産だと思います。

ー 劇団わらび座では、現在研究生を募集しているのですね。

はい、現在、劇団わらび座では、この研究生制度の魅力を体験できるオープンキャンパスを2025年9月21日(日)と10月19日(日)に開催します。プロを目指したい方はもちろん、人として成長したいと思う方にとっても、とても魅力的な選択肢になると思います。

ー 札幌出身の冨樫さんにとって、今回の札幌公演は凱旋公演となりますね。最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

わらび座に入団した時から、いつか必ず札幌に帰って舞台に立ちたいと思っていました。お世話になった方々や大切な人たちに、自分が胸を張って届けられる作品を観てもらえるのは、本当に嬉しいです。

わらび座は「心の感動が人の生活を豊かにする」という考えを持ち、芸術を生活の必需品にしていこうと活動しています。私自身もその理念に強く共感していて、一員として舞台に立てることを誇りに思います。今回の作品を通じて、その思いを札幌の皆さんと共有できたら嬉しいです。

ぜひ、宮沢賢治の言葉を「明日を生きる力」として受け取ってほしい。劇場を出たときに、ほんの少しでも世界が明るく見えるような、そんな感動を届けたいと思っています。

公演情報

劇団わらび座『イーハトーブシアター「真昼の星めぐり」the Musical』札幌公演

原作: 宮沢賢治
脚本: 德野有美、鈴木ひがし
演出: 鈴木ひがし

日程: 2025年10月4日(土) 14:00 ※開場は開演の30分前

会場: 札幌市教育文化会館大ホール (札幌市中央区北1条西12丁目)

優等生の冴島あおいと、本音を隠して生きる青木めぐるは、同じ高校に通う幼なじみ。ある日、おしゃべりなドラネコに誘われ、不思議なワンダーランド「イーハトーブ」へ。二人は「失くしてしまった大切なもの」を探すべく旅に出る。川底に生きるカニの兄弟、黙々と杉の世話をする青年、裁判で争うどんぐり達、山の神のような鹿達。イーハトーブに住む動物や人々の生きざまに触れ、あおいとめぐるが見つけたものとは…。

出演: 佐々木亜美、冨樫美羽、平野進一、千葉真琴、森下彰夫、小山雄大、内田勝之、山田愛子、佐藤千明、黒木真帆、三浦叶子、赤石美友、松本莉奈、杉目あかり

チケット料金:
S席 デジタルアートシート:7,000円

※わらび座の会有料会員は10%OFF(1会員様各回5枚まで)
※全席指定・税込料金
※未就学児入場不可
18歳以下は無料招待、保護者同伴半額チケットもあります。

鑑賞サポート: 多目的室鑑賞(未就学児のお子様連れ向け)、バリアフリー字幕席、車イス席、補助犬同伴席、優先入場、リラックスエリア、筆談ボード、バリアフリーマップ、音声解説など、多様な鑑賞サポートが用意されています。詳細やご予約が必要なサービスについては、お問い合わせ窓口までご確認ください。

お問い合わせ

一般社団法人わらび座 公演事業部
TEL: 0187-44-3332(平日10:00〜12:00 / 14:00〜17:00)

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教文演劇フェスティバル2025、3年ぶりに開催 前夜祭も6年ぶりに復活https://d-sap.com/17049/Mon, 25 Aug 2025 06:58:43 +0000https://d-sap.com/?p=17049

札幌の演劇文化を長年支えてきた「教文演劇フェスティバル」(通称:演フェス)が、2025年8月28日(木)・29日(金)に札幌市教育文化会館小ホールで行われます。 感染症の影響や会館の改修工事により休止していましたが、短編 ... ]]>

札幌の演劇文化を長年支えてきた「教文演劇フェスティバル」(通称:演フェス)が、2025年8月28日(木)・29日(金)に札幌市教育文化会館小ホールで行われます。

感染症の影響や会館の改修工事により休止していましたが、短編演劇祭としては2022年以来3年ぶりの実施です。

今回は、2019年以来6年ぶりに「前夜祭」も開催。短編演劇祭に向けて出場団体やゲストが集まり、トークやエキシビジョン公演などを行います。

教文演劇フェスティバルとは?

教文演劇フェスティバルは、1985年から続く札幌の歴史ある演劇の祭典です。

その中でも「短編演劇祭」は、2008年から始まり、道内外の劇団やユニットが、毎年設定されるテーマに沿った20分間の短編作品で競演します。観客と審査員の投票で優勝が決まる形式で、これまで多くの新しい表現者を送り出してきました。

今年のテーマは「チョウ」

2025年の短編演劇祭のテーマは「チョウ」。象徴性の強いモチーフを、各団体がどのように解釈するのか注目されます。

本選出場団体は、台本審査を通過した次の4組。

  • 劇団words of hearts(札幌):作品「僕らは火星で一人ぼっち」
  • サンデーボーイズ(札幌):作品「鳥男」
  • Pantoact(札幌):作品「虫のしらせの鳴り響く」
  • 笑の内閣(京都):作品「ハムレットプロレス」

札幌を拠点とする劇団に加え、京都からの参加もあり、地域を越えた競演となります。20分という短い枠の中で、どれだけ観客の心をつかむかが試されます。

豪華ゲスト審査員

審査員には、演出家の福原充則氏、俳優の藤田朋子氏、手塚とおる氏の3名が来札します。

第一線で活動する専門家による評価は、参加団体にとって貴重なフィードバックとなるだけでなく、観客にとっても作品をより深く味わう手がかりになります。

決戦前夜を盛り上げる「前夜祭」も見逃せない!

短編演劇祭の前日、8月28日(木)には「前夜祭」が開催されます。6年ぶりの復活となる前夜祭は、本選への期待感を高める豪華プログラムが目白押しです。

  • エキシビジョン公演:2019年・2022年の短編演劇祭で二連覇を達成した、愛知の超実力派ユニット「空宙空地」が特別公演『じゃあね』(作・演出は関戸哲也)を上演します。
  • SPECIAL Talk Session:エキシビジョン公演を行う空宙空地と、翌日の短編演劇祭ゲスト審査員の手塚とおるさん、藤田朋子さんを交えたスペシャルトークセッションを開催。演劇に関する深掘りした話はもちろん、ここでしか聞けないマル秘トークも飛び出すかもしれません。
  • 決起乱戦:短編演劇祭本選に出場する4団体が、自身の作品の魅力と意気込みをアピール。前夜から熱い想いで盛り上げます。

公演概要とチケット情報

「教文演劇フェスティバル2025 前夜祭・短編演劇祭」の詳細は以下の通りです。

開催日

前夜祭
2025年8月28日(木) 18:30開場/19:00開演

短編演劇祭
2025年8月29日(金) 13:30開場/14:00開演

会場

札幌市教育文化会館 小ホール(札幌市中央区北1条西13丁目)

チケット

前夜祭
500円

短編演劇祭
一般 2,500円(当日 3,000円)
高校生以下 500円(前売のみ、教文プレイガイドのみ)
ペア券(2枚1セット) 4,000円(前売のみ、出場劇団・教文プレイガイドのみ)

[チケット取り扱い]教文プレイガイド、エヌチケ、ローソンチケット、チケットぴあ、道新プレイガイド、札幌市民交流プラザチケットセンター、セコマチケット

お問い合わせ

札幌市教育文化会館事業課(TEL: 011-271-5822、メール: en_fes_mail@yahoo.co.jp)

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