「現場目線で考える理想の助成制度・研究会」に札幌のアーティストが登壇

アートマネージャー・ラボが主催するオンラインイベント「現場目線で考える理想の助成制度・研究会 キックオフ#1」が2021年2月15日に開催されます。

コロナ禍をきっかけに、助成制度について改めて考え直す機会があった人は少なくないのではないでしょうか。

文化芸術活動の現状に合った助成制度とは何か、現場の声を政策に反映していくにはどうしたら良いのか、本イベントはそんなことを考えることを目的としています。

スピーカーとして、北海道・札幌を拠点に活動するアーティストである森嶋拓さんや羊屋白玉さんが登壇します。Youtube配信で無料視聴することができますので、興味のある方はぜひご覧ください。

開催概要

助成制度は、公的、私的など多様な組織によって支えられています。新型コロナ禍で多くの文化芸術関係者が影響を受け、各助成団体が独自の調査を実施し、支援制度を練り上げるなど、多くの前向きな動きが見られました。一方で、緊急性が高いがゆえに拙速に実施された支援施策のいくつかは、必ずしも文化芸術従事者の実態に即しているとはいえず、残念ながら多くの不満が残りました。

 

こうした中で、アーティストやアートマネージャーは、自身の活動を守り成長させるためには、自ら助成制度を理解し、戦略的に資金獲得や、制度へ提言するなどの働きかけをすることが必要になりました。

 

目前の課題にとらわれず、理想の社会を見据えていないと、理想の助成金がどのようなものか検討することができません。

 

文化芸術関係者は、以前よりもさらに越境的になり、多様な分野で活躍するようになってきています。文化芸術分野の制度にとらわれず、福祉、教育、まちづくり、社会企業など多様な分野と協働するための、「理想の助成制度」のあり方はどんなものなのか、一緒に考えましょう。

 

今回のトークでは、スピーカーそれぞれが、これまで関わってきた助成制度についてや、今後有るべき姿について自由に議論します。

 

机上の空論とならず、具体的に理想の助成制度(文化政策)の実現を、現場から求めていくにはどうしたらいいのか、今後シリーズ化していきます。

 

アートマネージャー・ラボは、多様な働き方をしているアートに関わる人たちの置かれる様々な環境を改善するために活動しています。

 

共に考えましょう。

日時

2021年2月15日(月)20:00~22:00

 

参加・視聴方法

Zoomでの参加か、Youtube配信視聴

Zoom参加希望の方は、申込フォームよりお申込みください(先着10名)。

 

スピーカー

森嶋拓

北海道を中心にコンテンポラリーダンス、舞踏のプロデューサーとして活動。数々の公演やダンスフェスティバル、ワークショップや人材育成事業を手掛ける。音楽、建築、美術、映像など他分野との共同事業にも積極的に取り組んでいる。
CONTE-SAPPORO Dance Center プロデューサー、北海道コンテンポラリーダンス普及委員会 委員長、飛生芸術祭ディレクター など

羊屋白玉

演出家・劇作家・俳優・ソーシャルワーカー「指輪ホテル」芸術監督。「北海道アーティスツユニオンスタディーズ(HAUS)」共同設立者。アジア女性舞台芸術会議(亜女会)共同代表。「札幌市ホームレス相談支援センター」相談支援員。

 

主催

アートマネージャー・ラボ


参考
現場目線で考える理想の助成制度・研究会Facebookイベントページ