この舞台から北海道文化を発信「第12回北海道中学生演劇発表会」

札幌の芸術の秋を彩る「さっぽろアートステージ」。札幌の劇場で開催される舞台芸術イベント「TGR札幌劇場祭」もその一環として開催されています。

今回は「さっぽろアートステージ」のプログラムの一つ、中学生演劇部の全道大会を紹介します。

北海道中学生演劇発表大会

北海道の中学校演劇部が作品を上演し合い熱戦を繰り広げる演劇大会です。13歳〜15歳の若き北海道演劇人たちが血と涙の稽古の成果を発表します。

出場するのは地区大会をくぐり抜けた7校。そのうち、札幌市立札苗北中学校の演劇部員と顧問の先生にお話を伺いました。

 

ー 全市大会で最優秀賞を受賞し、全道大会出場が決まった時の心境はいかがでしたか。

他校のことを思うと少し複雑ですが、やっぱり嬉しいです。結果発表で自分の学校名を呼ばれた時は号泣してしまいました。全道大会に出られて、演劇部に入ってい本当に良かったです!


ー 今回の作品「嘘象物語」はどのような作品ですか。

この作品は、戦争で死んでいった動物たちの魂を救う為の劇だと思っています。戦争が忘れ去られようとしている中、人間の持つ業の深さという側面と希望という側面を、動物の目線で描いています。ぜひ楽しんで下さい。


ー練習で楽しかったこと、学んだこと、大変だったことはありますか。

大変だったことは、部員みんなの個性が強くおしゃべりだから、演出の声が届かないことがあったことです…。練習をいっぱい頑張って本番で全力を出せたときはとっても楽しいです。

たくさんの練習を通して学んだことは、喉は本当に大事だということです。あと、演劇はみんなで作るものなので、一匹狼はだめ。

この部はとっても仲が良いので、それが自慢です!!


ー 札幌で演劇をやっている大人たちに伝えたいことはありますか。

中学生がおもしろい劇を作ることが出来るということをお見せしたいと思います!あと無料です!ぜひ、来てください!(顧問)


ー 最後に、意気込みをお願いします。

皆さんの心を大きく動かす、最高に素晴らしい劇をご覧に入れます!火の雨が、爆弾の雨が降ろうとも、笑いの雨を降らせるさ、それが幸せの動物園、上野動物園、僕たちの誇り!(部長)

 

公演詳細

タイトル第12回 北海道中学演劇発表大会
会 場札幌市教育文化会館 小ホール
日 時11月25日(土)13:45開会式
11月26日(日)9:30上演/18:30閉会式
出場校9:30 帯広市立帯広第四中学校
「オイオヤアヤオニオアヤマリナサイ」10:40 札幌市立札苗北中学校
「嘘象物語」

12:10 北星学園女子中学校
「夏芙蓉」

13:20 日高町立門別中学校
「ゴブンノイノチ+」

14:30 小樽市松ケ枝中学校
「Am+□=Bm」

15:40 砂川市立砂川中学校
「CHANGE」

16:50 登別市明日中等教育学校
「カレーライス物語」

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チケット無料
お問い合わせ

札幌市立南が丘中学校 山本
TEL.011-571-3775