弦巻楽団 #28 1/2「リチャード三世」

タイトル 弦巻楽団#28 1/2『(秋も)舞台に立つ』
「​リチャード三世」
劇 団 弦巻楽団
会 場 サンピアザ劇場
日 時 11月23日(木・祝)14:00/18:00
11月24日(金)19:00
11月25日(土)14:00/18:00
11月26日(日)14:00
※開場は開演の30分前。
※上演予定時間95分
概 要 薔薇戦争末期、醜悪な容姿と不自由な身体を持つグロスター公リチャードは、王となることで全ての人々を嘲笑し返そうと野心を燃やしていた。やがて彼は兄を陥れ、さらに兄でもある王エドワード四世の病死を契機に、次々に王位継承者や身内、さらに部下までも殺害し、暴虐の限りを尽くして王位を奪う。だが、怨嗟の声はリチャードに纏わり付き…。シェイクスピア作品随一の悪漢物語。

『リチャード三世』はシェイクスピア作品の中でも有数の悪漢、グロスター公リチャードが主人公の物語です。酷い人物です。しかし、とても人気のキャラクターでもあります。自らの欲望に忠実で、他者を利用し陥れることに一切の躊躇のないその姿は清々しいほどです。肉親を手にかけ、仇敵の妻を口説き落とし、忠臣を次々に斬首していく。大義らしい大義もない、身勝手でわがままな、混じり気のない純粋な悪意。痺れます。しかし、そんな彼の行動や言動に周囲は踊らされ、右往左往し、疑心暗鬼のまま殆どの人物は殺されていきます。なかば分かっていながら。考えてみると、どこかで見たような光景です。リチャードを恐れながら、リチャードの側で勝ち残る保証を手放せない者たち…。地獄です。その地獄のような世界でただ1人、リチャードだけが揺らがずに立ち続けます。振り返ることも悔やむこともせず、他者を一切信用せず、同情を買いも売りもしないリチャード。その強さ、その哀しさに、鮮烈に響く何かを感じるのです。

脚 本 W. シェイクスピア
翻 訳 松岡和子
演 出 弦巻啓太
出 演 石川凜、石澤優美子、伊藤優希、岩波岳洋、木内水晶、久慈優花、近藤和輝、斉藤法華、菅原里保、佐久間許都、須貝昇太(劇団しろちゃん)、涼香(もえぎ色)、鈴木真弥、鈴山あおい、高橋友紀子、田邊幸代(クラアク芸術堂)、寺尾彩花、濱口夏采、三上翔平、牧野桃花、柳田裕美、吉井裕香、来馬修平
​木村愛香音、佐藤雄大、島田彩華、相馬日奈(以上、弦巻楽団)
Web 公式サイト
チケット 【前売】一般:2000円/学生:1500円
【当日】一般:2300円/学生:1800円
予約フォーム
​・ローソンチケット(Lコード 15081)
・大丸プレイガイド
・教文プレイガイド
・サンピアザプレイガイド
・デュオプレイガイド